ここは飫肥城の旧本丸跡。
今週のリライフは宮崎の城さんぽをテーマにお伝えしていきます。

伊東家が江戸の幕末までおよそ280年あまり治めた飫肥城。
案内してくれるのは、飫肥城下町保存会の後藤さんです。

江戸時代に3回の大きな地震があって、その地震で亀裂が走り、ここに御殿があったがたちゆかなくなり、御殿を下におろした。
ということで旧本丸と呼んでいるんです。
歴史が息づく飫肥小学校、見えてきたのは大きな壁画です。

こちらは伊東マンショ、ご存知と思いますが、飫肥藩と伊東と関係があります。
（伊東家初代の姉が、伊東マンショの母・町上）
上には船の穂先、下にはバイオリンやら印刷技術やら、ヨーロッパから持ち帰ったものがあらわされていると。
大きく育って下さいという意味合いのもの。

こちらの歴史資料館では、ある意外な物を発見しました。

実は飫肥藩の藩主の先祖が7月7日に亡くなったという伝承があり、飫肥では7月7日に七夕飾りはしません。
旧暦の8月1日、今年は9月20日なので飫肥特有の七夕です。
また、こちらには日本100名城スタンプが。
このために訪れるファンもいるそうですよ。
さらに、1978年に復元された大手門。
写真スポットとしても有名ですよ。

シンボル的な存在です。
大手門を使って、子どもたちは登下校する校門でもあります。

今年は、国の伝統的重要伝統的建築物保存地区に選ばれて40周年、人々の努力により守られてきた城下町、当時の面影を残す武家屋敷ここで一休み。
御用商人ののち薬問屋となった小玉邸は、ギャラリーカフェとなっています。

■人気ナンバーワン「抹茶パフェ」８００円～
最近では「和」のおもてなしを求めて、海外からの観光客も増えているそうですよ。

第40回の飫肥城下祭りが行われます。ぜひお越しください。
中世から続いてきた飫肥の歴史に触れながら、秋はのんびりと宮崎のよさを再発見してみては。