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Reらいふ
2017年09月20日
宮崎の城さんぽ 2 延岡城址めぐり(9月19日放送)
延岡城の城跡 城山公園にやって来ました。
「宮崎の城さんぽ」、きょうは、延岡城です。
豊臣秀吉による九州平定後、延岡を治めた高橋元種が1603年に築いたのが延岡城。
今年4月に「続日本100名城」に選定され、歴史的価値が改めて注目されています。
今回は、案内役の藤川さんと城内をめぐります。
城の玄関「北大手門」です。
発掘調査や絵図などを基に、平成5年に復元されました。
ここを通ると、お城の雰囲気が味わえますね。
中に入ると、まず、この石垣に圧倒されます。
見事な石垣ですね・・
高さが約19メートル、斜辺の長さは22メートルあります。
下の部分の石を外すと、石垣が崩れて千人もの敵を撃退すると言われ、「千人殺し」という名が付いています。
昔は、子どもが通れる穴があったようですが、昭和初期に天皇がここに来られる前に、穴は埋められたようです。
こちらは台形状に裾が広がる石垣、二階門やぐらの石垣です。
これらの石垣を見るだけで当時の様子をあれこれ想像することができます。
そして頂上へ・・天守台跡地へと登ります。
市内が一望できる憩いの場となっています。
明治10年、西南戦争の際に、ここにあった「太鼓やぐら」が焼けたため、翌11年に今山八幡宮の鐘をこちらに移し、139年間、市民に時を知らせています。
当初は1時間ごとについていましたが、今は、1日に6回鐘をついています。
また城山には、108種3300本のヤブツバキが自生しており、1月から3月頃が見頃となります。
さらに春を迎えると約250本の桜が咲き誇り、たくさんの見物客で賑わいます。
お城の散策のあとは、延岡の秋の味覚、「鮎やな」楽しみましょう!
五ヶ瀬川の鮎の塩焼きは、「かおり風景100選」に選ばれています。
産卵のために川を下る習性を利用し、スノコに落として捕る伝統的な鮎漁。
延岡の鮎やなは、日本一の長さです。
食事棟は、来月1日 午後5時オープン予定です。
そしてもう一つ、延岡の秋といえば「天下一薪能」。
今年は来月7日、延岡城址二の丸広場で行われます。
今年で21回目を迎え、すっかり秋の風物詩として定着しております。
延岡の歴史と文化をたっぷりと感じていただけますので、ぜひお越しください。
秋風を感じながら歴史に触れ、秋の味覚でおなかを満たし、幻想的な薪能で五感を刺激。
延岡の城さんぽを計画してみてはいかがでしょうか。