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Reらいふ
2017年09月28日
これからの介護 3 介護ロボット(9月27日放送)
今週は、これからの介護についてシリーズでお送りしています。
今日は、介護の負担軽減へ期待が高まる介護ロボットについてお伝えします。
県老人保健施設協会では、県からの委託で、介護ロボット導入支援事業を行っています。
この日はこちらの施設で3種類の介護ロボットのデモンストレーションが行われました。
介護ロボットは、介護される方の負担を和らげるものとして、期待されています。
ロボットの導入はこれから進めていく段階ですが、介護職においても在宅においても、介護される方が働きやすい環境になるよう、ロボットの普及につなげていきたいと考えています。
■こちらは、主にベッド、車いす間の移乗を行う介護ロボット「サスケ」力を使わず一人でできる事から、介護する人の体の負担を軽減できます。
■そして、こちらは、見守りを目的とした「ケアロボ」例えば介護が必要な方が、ベッドから離れて足元のマットを踏むと・・・
センサーが感知し、このように、静止画が家族のスマートフォンなどに送られます。
思わぬ事故を防ぐためにも有効なシステムです。
徘徊、ベッドからの転落など、それぞれの状態に合わせて、センサーを設定できるのも、便利な点です。
■また、排泄の処理は、掃除やにおいなど、ストレスを感じるもの。
それを解消してくれるのが、こちらの「ラップポン」スイッチ一つで、排せつ物をラップでくるんで処理します。
熱で圧着して密封するので、においがなく、操作も簡単なので、自立生活の支援にもつながります。
これらの介護ロボットは、今後、県内12の施設で検証が行われる予定です。
介護の人材不足と、労務軽減に、今後介護ロボットの活躍が期待できます。
10月から一ヶ月間、介護ロボットを使用して、検証していきたいと思います。
Q:改善点は?
移乗のロボットですけど、抱えられるのに恐怖心があるのではないかと感じたので、そういう所が改善できればと思いました。
ご本人さんも負担が改善できるし、私たちも腰痛軽減につながるのではないかと思います。
これからの介護を大きく変える可能性を持つ介護ロボット。
今後の活用の仕方や、さらなる商品開発に、期待が高まります。
■お問合せ
県老人保健施設協会
TEL:0985-47-3941