番組表
Reらいふ
2017年10月06日
磨きをかける秋 ヒンメリで空間磨き(10月5日放送)
Reらいふ、今週のテーマは「磨きをかける秋」。
きょうは、お部屋の空間を磨く、あるモノを紹介します。
「ヒンメリ」って、聞いたことありますか?
これが、ヒンメリです。
麦わらに糸を通して作る幾何学模様のモビールのことで、北欧フィンランドの伝統装飾。
空間に吊るして楽しむインテリアです。
宮崎ではまだ目にする機会が少ないヒンメリですが、ここ都城にあるヒンメリルームでは、その魅力に触れることができます。
作っているのは、徳留ひと美さん。
2年前、初めてヒンメリを目にした時からとりこになり、独学で作り方を学びました。
Q:どんなところに、ヒンメリの魅力を感じたんですか。
1本の糸にストローを通していく中で、ある瞬間、平面から立体に変わる驚きと楽しさ。
わずかな空気の流れに反応して揺らぎ、ヒンメリが落とす幻想的な影に、心が落ち着き、癒されるんです。
何て素敵なんだろうって思いました。
すぐに作り方を習いたいと思って調べましたが、県内はもちろん県外でも教えてくれるところが見つからず、いろいろ調べながら自分で作ってみました。
フィンランドでは、豊穣や健康を祈るため。
また、クリスマスや結婚式の装飾としても用いられます。
幸せを呼ぶ依り代でもあり、日本の稲わら文化を代表する注連縄と通じるところがあります。
ヒンメリルームでは、初級からアレンジ編まで随時レッスンが行なわれており、ヒンメリ作りが楽しめます。
12本の麦わらに1本の糸を通してつなげると、平面から立体が生まれます。
八面体の幾何学模様がヒンメリの特徴です。
この基本パターンをつなぎあわせることで、独創的でオリジナルなヒンメリが出来上がっていきます。
麦わらはストローでも代用でき、基本を学べば、自分だけのヒンメリの世界を広げることができます。
見る角度によって様々な表情を見せ、その影がおりなす美しさは、眺めていると時がたつのも忘れます。
かすかな揺れで風と光を感じ、まさに空間を磨いてくれるようなモビールと言えます。
ヒンメリを知った方々は、飾るだけでその空間の空気がやさしくなったような気がするとおっしゃいます。
風水的にも最高の開運インテリアといわれるヒンメリを、たくさんの方に知って頂きたいです。
空間に磨きをかけるインテリア、「ヒンメリ」って、ちょっと気になりませんか。