番組表
Reらいふ
2017年11月08日
いい歯の日ウイーク 妊婦歯科検診(11月7日放送)
あすは11月8日、いい歯の日。
今週は歯と口の健康をテーマにお伝えしています。
きょうは、妊婦さんの歯のケアについてお伝えします。
1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率、宮崎県は沖縄や島根に次いで全国3位。
赤ちゃんの健やかな成長の大きな鍵となるのが妊婦さんの歯のケア。
なぜ妊婦さんの歯のケアが必要なのでしょうか。
歯科健診の大切さを呼びかけている宮崎県健康増進課を訪ねました。
妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりや、食事回数が多くなること、精神的に不安定になることなどによって口の清潔が保ちにくく、虫歯や歯周病を起こしやすくなります。
また妊娠中の歯周病で早産になる、なりやすいことなどが報告されています。
宮崎県が県民を対象に行った調査によりますと、定期的に歯科健診に行っている人は2割近くという結果も。
さらに、日本歯科医師会のアンケート調査では、7割を超える人が、歯周病が持つこれらのリスクについて「全く知らない」と回答しています。
「健診ではどんなことを?」
虫歯や歯周病のチェックや磨きにくい部位の歯磨き指導、唾液による細菌検査などをする場合もあります。
治療を受ける場合は安定期の間に受け、その際に妊娠していることをお伝えください。
もともと赤ちゃんの口の中に虫歯菌はいませんが同じ箸やスプーンを使うことでお母さんや周りの人から赤ちゃんにうつるとされています。
赤ちゃんのためにもお口のケアを心がけてください。
また、宮崎市など自治体によっては、妊婦歯科健診に対する助成を行っているところもあります。
ぜひご利用ください。
県では歯科健診の大切さを呼びかける啓発活動を行っています。
あす11月8日いい歯の日には、宮崎市内で、パネル展示や歯の健康グッズ配布などを行う予定です。
お母さんと生まれてくる赤ちゃんの健康のため、歯科健診を受けて、しっかりお口の健康管理をしましょう。