番組表
Reらいふ
2017年11月13日
「いい歯の日」ウイーク 高齢者の訪問診療(11月10日放送)
今週は、いい歯の日ウィーク。
今日はいい歯を保ちたくても病院に足を運ぶことが難しい高齢の患者さんにとって大切な訪問診療についてお伝えします。
宮崎市の青山歯科医院では、20年ほど前から個人の自宅や福祉施設に医師が足を運び、患者さんを診察する訪問診療に取り組んでいます。
高齢になりますといろいろな病気や障害が出てきて歯科医に通院したくても通院できないという患者さんが多くいらっしゃると聞いています。
多いときで1日7件から8件の訪問診療。
この日は 清武町にある介護福祉施設を訪れました。
口腔ケアは、まずは身体をほぐすマッサージから始まります。
「ここら辺が凝っていると全部筋肉繋がっているので飲み込みにも影響しますからね~。ほぐしていきましょうね~」
さらに口の周りの筋肉を動かして、加齢による衰えを防ぐことで、歯の健康のほかにも唾液の分泌や摂食機能の維持などにつなげます。
できる限りアイコンタクトで、相手の目を見て話しかけて患者さんから笑顔を引き出そうって言うのは一番に思ってます。
「違いますよ、して頂いた時はやっぱり声がきれい!お口のケアは大切ですね~」
必要があれば歯の治療はもちろん入れ歯の調整なども行います。
とてもよくて、特に衛生士さんの笑顔とかすごい言葉かけも上手なのでリラックスしてケアができています。
高齢者を対象とした訪問診療では、特に認知症の患者への対応、診察には十分な注意が必要ということです。
全国で認知症の患者さん2025年には7000万人を超えるといわれている。
- 自分の口の状態が自分では気を配ることができなくなったり
- 意思をなくす
- 食事をとれなくなる
歯科医師会でもこれから増えていく認知症患者に対応するため研修会を行うなど対応を向上させています。
歯科医の訪問診療の利用は、年齢を重ねても健康な歯、健康な口の維持につながります。