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Reらいふ
2017年11月15日
体にやさしい野菜まるごとスープ(11月14日放送)
みなさん、野菜の栄養、足りていますか?
今日は、食生活が偏りがちな方におすすめの「体にやさしい野菜まるごとスープ」を紹介します。
日本人の7割が野菜不足と言われる現代。
しっかりとっているつもりでも、その吸収率は大人になると減少します。
そこで大切なのが効率よく栄養を体に届けること。
素材にこだわる「うどん茶房ふなや」を営む傍ら、学校や幼稚園など様々な場所で食育活動を行う船ケ山清史さんに聞きました。
栄養を効率よく取り入れるためには、野菜をまるごと使うことが大事です。
皮・・・お野菜のバリアですね、この皮、そして例えばにんじんの生長点、ここはちょんぎって捨ててしまうけど、ここは実は細胞分裂がいまだに起きている生きている部分です。
切り落としたにんじんの軸を水に浸けておくと・・・一週間でこんなに芽が伸びます。
ここはまだまだ生きていて、これから生きていこうとしているところなので、ここをいただくととっても体にいいわけです。
そこでおすすめなのが野菜をまるごと全部使ったスープです。
今日はですね、だいこん、にんじん、ごぼう、そしてたまねぎ、キャベツを使っていますが、このように旬の野菜を選ぶことも大切です。
今はほとんどの野菜が一年中出回っていますが、旬には栄養価がぐんと高くなります。
軸や芯は薄くスライスして細かくします。
だいこん、にんじんの皮はむかずにそのままで。
たまねぎの皮は紙パックに入れて出汁に使います。
塩を少々入れて煮込めばできあがり。
野菜の旨みが凝縮されている感じですね。
味噌を入れれば味噌汁に。
トマトを入れればミネストローネに。
豆乳を入れれば豆乳スープになります。
私、若い頃とってもひどい食生活してまして、早くに結婚して子どもができたんですけれども家族中がとっても病気がちだったんですね。なんでだろうってすごく悩んでいた時に、食の大切さを学んで、実践してですね、それをやったら家族がどんどん元気になっていくんですよ。
そういう感動が、次にもっとやりたいというそういう気持ちになっていってですね、私の活動の幅も広がってゆきました。
食生活を見直すことが人生の転機になったと話す船ヶ山さん。
体にやさしい食事は心も体も元気にしてくれるようです。