番組表
Reらいふ
2017年12月08日
年末防犯特集 子供と女性の安全対策(12月7日放送)
今週のテーマは、年末防犯特集。こどもと女性の安全を取り上げます。
県内で今年1月~11月に発生した子供や女性に対する声かけ等の事案は414件。
このうち約7割が子供に対するものでした。
声かけ事案の傾向と対策について、県警察本部 生活安全企画課の加藤英治警部補に聞きました。
子供や女性にまつわる声かけ事案や性的犯罪は残念ながら県内でも毎年500件近く発生。
中でも小学生の被害が全体の約4割と目立っています。
発生した事案では、「お菓子やお金をあげるから遊ぼう」、「お母さんが呼んでいる」などと声をかけられたというケースがありました。
子供の声かけ事案等の被害は全体の約3割が午後4時から午後6時までの下校時間帯に集中していて、中でも1人で徒歩で帰宅する時に被害に遭うケースが多いです。
こどもの被害防止のポイント「イカのおすし」です。
▼知らない人についてイカない
▼人の車にノらない
▼オお声を出す
▼スぐ逃げる
▼何かあったらすぐシらせる
保護者は約束事「イカのおすし」を守るようこどもに伝えます。
また、ひとりだけになる、まわりから見えにくい、など危険な状況を避けることも大切です。
お子さんの帰りが遅くなったときは、車などで迎えに行くようにします。
夜間自宅から100メートル余り離れた場所から徒歩で帰宅中の女子学生が、わいせつ被害に遭ったケースもあります。
やむを得ず徒歩で帰宅する際は、時々後ろを振り返るなどして注意を怠らないようにします。
防犯ブザーの携帯も有効です。
音楽プレーヤーや携帯電話で音楽を聴いたり操作したりしながら歩くのは大変危険です。
万一、被害に遭いそうになった際の護身術を教えてもらいました。
相手に腕をつかまれた場合は、すぐに振りほどきます。
反応が遅いと引き込まれる為、つかまれた瞬間に強く腕を引くのがポイントです。
後ろから突然抱きつかれた場合は、かかとで思い切り相手の足を踏む、後頭部で相手の顔を打つのも有効です。
相手と一定の距離をとることが大切。
襲ってきた相手をかわすには、相手と自分に約2メートルの間合いが必要。
危険に近寄らないようにすることが第一です。
県警察本部では、市町村別の不審者情報などをホームページに掲載しています。
犯罪はいつどこで発生するかわかりません。自分の身は自分で守ることを1人1人意識することが大切です。