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Reらいふ
2018年04月13日
思いをカタチに・・・ 遺言書「ワタシシルベ」(2018年4月12日放送)
みなさんは、遺言書について考えたことはありますか。
きょうは、思いをカタチにする大切な人への贈り物、「ワタシシルベ」を紹介します。
見た目はアルバムのようです。
大切な人へのギフトとなる新しい形の遺言書、それが「ワタシシルベ」。
発案したのは、仲間とともに日本ゆいごん書協会を立ち上げた金子いくこさんです。
人は必ず遺し物をします。
その大切な遺し物たちを、きちんと伝えようと思われる方々へ、終活全体のお手伝いや専門家によるサポートをできる場所、そんな所をつくろうと思いました。
そして、その活動を支えるのが、夫で行政書士の聡さんです。
親族の相続トラブルがきっかけで遺言書の必要性を感じました。
遺言書は亡くなるために書くものですが、書くことで自分のこれからを見直し、将来を前向きに考える素敵なものです。
ワタシシルベは、「ワタシ」と「シルベ」、2冊のリングファイルになっています。
「ワタシ」のファイルは、本人の記録用で、70問ほどの質問形式になっています。
そして「シルベ」のファイルは、遺言書に公的効力を持たせるためのもので、戸籍謄本をはじめ、遺言などを収めるようになっています。
実際、家族の死に直面した時、様々な手続きをはじめ、初めて知ることばかりで戸惑いました。
そして、自分の大切な人たちに、そんな大変な思いをさせたくないので、「ワタシシルベ」が必要だと感じました。
ワタシシルベは、金融機関の金庫で保管され、毎年、内容の見直しも行ないます。
そして本人が亡くなったら、家族の手元に届きます。
また、保管システムを利用しない人向けにファイルのみの販売も検討中です。
自分の遺したものが、残された大切な人達の背中を押し、時には微笑をつくっていく・・ということを知ってもらいたいです。
「素敵な人は、自分の最期までデザインしている」
そんな世界を感じてもらうワタシシルベの時間によって、相続の世界を明るくて素敵な世界に変えていきたいと、活動しています。
自分を見つめ直し、大切な人への贈り物となるワタシシルベ。
思いをカタチにしませんか。