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Reらいふ
2018年04月18日
春をおしゃれに!シニアに優しい福祉ネイル(2018年4月17日放送)
春をおしゃれに。
きょうは、おでかけにも弾みがつく爪のおしゃれ、ネイルアートをご紹介します。
都城市山之口町にこの春シニア向けのネイルサロンがオープンしました。
オーナーの黒木友香梨さんです。
高齢者や障害者向けに指先を美しく整える、「福祉ネイリスト」として、高齢者施設などに出向き、ネイルアートで笑顔を届ける活動を続けています。
福祉ネイルでは、高齢者や障害者でも無理なく楽しんでもらえる独自のやり方を取り入れています。
手に皺やしみがあって、爪のおしゃれをためらう方もいますが、ネイルアートすることで手のコンプレックスを目立ちにくくできます。
この日サロンに訪れたのは、ネイルアートは初めてという女性。
指を美しく見せるコツは、爪の付け根の甘皮をとる事です。
通常は金具を使って処理しますが、福祉ネイルでは、綿を巻いた木の棒を使います。
ぬるま湯に指を浸し、皮膚を柔らかくした後、棒で爪の付け根をやさしく押し上げ薄皮を取り除きます。
シニアの方は皮膚が弱いので、福祉ネイルでは爪にできるだけ優しいやり方で行います。
この一手間で、指を長く見せられます。
福祉ネイルでは、自分で手軽に落とせるマニキュアを使います。
色白の方は淡いピンクやベージュ系、色黒の方は鮮やかな色がおすすめです。
筆を滑らすように一気に引くと、ムラを防げます。
利用者の負担を減らすためマニキュアは20分以内に終わらせるのも、福祉ネイルの特徴です。
誤飲を防ぐために、付け爪や飾りは使いません。
代わりに黒木さんが使うのは、アクリル絵の具です。
線を数本引けばかわいらしい花が出来上がります。
利用者の声:
「かわいい。うれしい。お出かけしたい気分です」
「今までねぎらうこともなくがんばってきたので、たまにはいいかなと思います」
爪は自然と目が行くので、変化をすぐ感じられる。
もう年だからとためらうシニアの方こそネイルアートしながら爪のおしゃれを楽しんでほしいと思います。
爪だけでなく心まで彩ってくれるネイルアート。
この春取り入れてみては。