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Reらいふ
2018年06月08日
手作りのこだわり 人気の「こうじ」専門店(2018年6月7日放送)
日本人の暮らしに欠かせないお米。
そのお米からできる「こうじ」。
きょう紹介する人気の専門店は、「こうじ」が主役です。
小林市野尻町にある「rice shop 糀や」は、オープンして7年目。
昭和レトロにリノベーションされた、なつかしく おしゃれな空間です。
東京からのUターンで地元に戻った杉元祐子さん。
実家で作るおいしいお米の魅力を広く深く伝えたいと、糀作りを始めました。
糀は日本の食を支える調味料の元となることが多いのですが、最近は甘酒の元となることで注目されています。
糀は温度管理が命です。
夜も3時間ごとに混ぜて、発酵温度を調整します。
手間を惜しむことなく、全て手作り、大切に菌を育てます。
米糀からできるのが甘酒ですが、生きたままの糀菌を届けるため「糀や」では熱処理をしません。
すぐに冷凍保存して販売されます。
そのため 発酵菌がより体内で活動し、整腸作用などを促します。
甘酒は、砂糖やみりんの代わりに調味料として使え、素材の味を引き立てる脇役にまわります。
おでんも早く煮えておいしくなります。
様々な料理にみりんを加えるようなタイミングで加えれば、味に深みが出ます。
カフェでは、たっぷりの甘酒で仕上げたカレーの他、スムージーやソイラテが楽しめます。
生甘酒は全部で6種類。
そのまま食べてもよし、豆乳と混ぜてドリンクにしてもよし、スイーツ感覚で食べられます。
また、そのままでも食べられる麦糀は、めかぶや納豆に混ぜるのもおすすめです。
そして、もち米糀から作られた塩糀と醤油糀は、一度使うと手放せなくなるほどの調味料。
料理の味をワンランク上げてくれる調味料として大人気です。
さらに 糀やでは毎週末、みそ作りのワークショップを開くなど、糀の素晴らしさを伝えています。
発酵食品の大切が見直されていますが、使えばとにかくおいしいし、健康を保つのに役立ちます。
糀が、各家庭に当たり前にあるように広がってほしいです。
おいしくて体にやさしい糀。
発酵の世界を五感で感じられる素敵な専門店です。