なかなか予定通りにことが進まない雨の季節、困りますよね。
でも、雨は、想いを深く、感情を豊かにしてくれます。
日頃言葉にできない想いを手紙に書いてみませんか？

上質な便箋に書くあらたまった手紙。感謝の言葉をしたためた一筆箋。
旅先からの絵葉書。バースデーカード。チラシの裏に走り書きした置き手紙。

手紙にもいろいろありますが、共通するのは受け取った時に感じる特別なドキドキ感や温かみではないでしょうか。

手紙を書いている間はずっと相手のことを思っています。
そのために紙を選んだり、ペンを選んだり、じっくり時間をかけますので、もらったほうも嬉しいと思います。
フェニックス・シーガイア・リゾートでレタールーム・コンシェルジュとして手紙の書き方をアドバイスしている山下茂男さんです。

このレタールームでは、宿泊された方が旅の思い出などを綴られたりするのですが、文字が下手だからと言って躊躇される方もいらっしゃいます。
ただ、一生懸命書かれたものは、受け取った方も嬉しいのではないでしょうか。

あらたまった手紙なら「拝啓」などの頭語で始め「敬具」などの結語で終わりたいところですが、親しい相手なら形式にこだわらず自由に書いてみましょう。
たとえばこんな風に。

かしこまった文章が苦手という方は、こんな風に、ちょっとしたイラストでも添えるのもよろしいかもしれませんよ。
消しゴムをボトルキャップに貼り付けた手作りスタンプで季節感を演出。

離れて暮らす娘さんへの手紙です。
ほんの一言でも娘の安全を願う親心が伝わってきます。

私も書いてみました。
私は、荒尾キャスターに・・・。

ホテル宿泊者専用のこちらのレタールームには、通常のポストの他に未来への手紙や宛てのない手紙を投函できるポストがあります。
例えばですね、10年後の未来の自分に宛てて手紙を書くことによって、客観的に自分を見ることができます。
手紙を書く時間というのは、そういうふうに自分を見つめ直す時間になるのではないでしょうか。

贈る相手を思いながら選んだ便箋。
お気に入りの文房具。
雨音に耳を傾けながら大切なあの人に手紙を書いてみませんか？