番組表
Reらいふ
2018年07月04日
昔ながらの・・・げた草履店(2018年7月3日放送)
日南市油津商店街です。
最近は新たなお店も増え姿を変えつつあります。
そんな中、昭和初めから創業する昔ながらの「下駄草履店」があります。
訪ねたのは、下駄草履店「あさひや」。
様々なデザインの下駄や草履を扱う昔ながらの専門店として、地元の人たちに親しまれています。
店主の谷口章子さんです。
父母の代から続く履物店の3代目として、店を切り盛りしています。
かつてはこの辺りにも履物店はたくさんあったそうですが、今はうちだけになりました。
寂しさも感じますが、下駄草履を愛用してくれるお客さんがいますから、がんばっています。
店では、好きな台と鼻緒を選んで自分だけの下駄を作れる、昔ながらの売り方をしています。
仕入れる商品は日本製にこだわります。
日本製は作りが履きやすいように設計されています。
足に優しいものを長く使ってほしいので、日本製にこだわっています。
品揃えも専門店ならでは!
台の素材は、軽さナンバー1の桐をはじめ、丈夫な杉など様々。
寄木細工や彫刻をあしらったものなどデザインも豊富です。
鼻緒も定番の花柄をはじめ、蛇や鹿などの革や馬の毛で作られたものなど、選ぶ楽しさも味わえます。
私もマイ下駄を作っていただきました。
鼻緒を調整しながらすげ、その人に合った下駄に仕上げます。
力加減や角度が少しでも違うと履き心地が悪くなる為気を遣う作業です。
足を傷めないポイントはサイズ合わせです。
台の膨らみが土踏まずに当たりかかとは少し出ると、重心が前にいき足にフィットします。
鼻緒は太めのものを選ぶと足の甲への負担が減るのでお奨めです。
あさひやでは、下駄の修理調節、鼻緒のすげ替えも受け付けています。
下駄を履くと指が広がるので足の変形も防げますし何より楽。
問屋の数も減って厳しい状況ですが、下駄草履の良さを少しでも知ってもらえればいいと思います。
昔ながらの下駄草履店。
使う人に合ったぴったりの一品が見つかるかも。