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Reらいふ
2018年07月05日
昔ながらの素朴な味 青島ういろう(2018年7月4日放送)
宮崎市青島に来ています。
通り沿いは、ういろう屋さんがずらりと並ぶ、おなじみの光景です。
今日は、昔ながらの味で愛され続ける、青島ういろうをご紹介します。
独特の風味と食感が人気の、青島ういろうは、明治10年に1人の女性が考案したとされ、140年にわたり、青島で受け継がれてきました。
創業57年目のときわ屋で、ういろうを作っているのは、お店の2代目、原川紀代美さん。
嫁いだのを機に、作業を手伝うようになり、2年前に工房を新設。本格的に引き継ぎました。
昔は、深夜1時2時に起きて、主人の実家の工場で作業していましたが、今は自分のペースで、お客さんの方に喜んで頂けるように、ういろうを作らせて頂いています。
ういろう作りは、まず砂糖と水で、砂糖湯を作り、米粉に少しずつ加えながら、混ぜ合わせていきます。
それを容器に流し込み、蒸します。
その日の気候によって、仕上がりが変わる為、米粉の状態をみながら、分量など調整する繊細さが必要です。
そして、糸を使って一気に切り分けると・・
出来立てホヤホヤ。つやがあって美味しそうですね~!
頂きます! うーん!ものすごく柔らかくて、優しい甘さが、この味だよねーという感じです。
でも、一日置いて、2日目の方が、もちもちして、弾力があって、おいしいですよ。
また、ういろうには、いろんな食べ方があるんです。
- オーブントースターで焼く。
- きな粉をかける。
- さらに、黒蜜をかけてもおいしく頂けます。
さらに、最近は、期間限定のアレンジ商品も登場しています。
「小豆 緑茶、コーヒー」
こちらは、「日向夏味」で、本来の甘さに、甘酸っぱさとほろ苦さが加わり、とても新鮮な味わいが楽しめます。
先代の原川悦子さんは、お嫁さんが作るういろうについて・・・
なかなか評判が良くて、おいしいと言われています。
一生懸命やっていますよ。安心して任せています。
これからは、ういろうの素朴な味を残しつつ青島の地域の方と、ういろうをコラボしながら、もっともっとたくさんの人に、ういろうの良さや、青島の良さを知って頂けたらいいなと思っています。
昔ながらのおいしさで愛され続ける、青島ういろう。
これからも、懐かしく、時に、新しい味わいを届けてくれそうです。