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2020年03月16日
新型コロナ 臨時休校から約2週間 子どもの過ごし方(2020年03月14日放送)
小・中・高校への臨時休校が始まってからおよそ2週間、子供たちはどのように過ごしているのでしょうか??
宮崎市内の公園に行ってみると、小、中学生の姿が見られました。
そこでお話を聞いてみました。
- 【遊びに来ていた幼稚園・小学生の親】
基本的には家の中で過ごさせていて、時間を決めて外で遊ばせるようにしている。人混みには行かないようにしていて、なるべくストレスを子供が溜めないように気を使っている。これがあと2、3週間と続くと大変だなと感じている。 - 【小学5年生の叔母】
家に中ばかりだと辛い・・・たまには、さすがにちょっとストレスがたまる。学校があるときはみんなグラウンドで遊んでいるので、外で遊ばせたい。 - 【小学5年の女の子】
授業がないのでしっかり勉強をしたい。早く学校に行けたらいいなと思っています。
一方、家で子供をみることのできない共働き世帯が利用している宮崎市内の児童クラブでは21人の児童が宿題をしたり、おもちゃで遊んだりして過ごしていました。
支援員の上村さんは、
「感染対策のため、定期的に換気やアルコール消毒を行なっています。子供たちが楽しく過ごしてくれたらいいなと思っています。」と話します。
県教育委員会の臨時休校延長の方針を受け、県内の小・中学校の全ての市町村が小中学校の休校を延長しました。
しかし、宮崎市内の児童クラブは今月16日から開設時間が短縮され平日は午後3時~午後6時までの利用となります。
U-dokiでは、臨時休校への延長に関するメッセージを募集したところ様々な休校への不安と心配の声が寄せられました。
- 仕事で昼間はこども1人留守番しています。体力も落ち、生活リズムが崩れています。すぐに元の生活に戻れるか心配です。
- 他の家庭ではどのくらい勉強しているのか気になります。
- 家にいるばかりでゲームの毎日になっていることが悩みです。
- スマホで動画を見たりしていますが依存症になるのではと心配しています。
- 公共施設に行けず、外出も制限されて子供たちの運動不足が心配です。
- 一日中家にいるとストレスが溜まるようですぐ怒りっぽくなり、笑顔が少なくなっている感じがします。
親にも心に余裕がなくなったりしているので、改めて考えないといけないと思いました。 - 専業主婦です。お仕事をされている方も預け先や留守番をさせることの心配があるでしょうが、1日中子供と一緒だと、こちらも怒ることが増えてきて、お互いストレス溜まる毎日です。
文部科学省は、児童・生徒が健康維持の為屋外で適度な運動をしたり散歩をしたりすることを妨げるものではない。と呼びかけています。
そのような中、宮崎市や日向市では、子供たちの心、からだの健康を維持するために小中学校のグラウンドを開放することにしています。
この子供たちと親のストレスにどう向き合っていけばいいのか、県精神保健福祉センターの直野所長にお聞きしました。
普段の休みとは違って友達とも会いづらいし、遊びにも習い事にもいけないので普段の休みよりもストレスは溜まりやすくなっています。
子供のストレスサインに気づくことが重要です。
普段よりもイライラしている、反抗的である、そういったサインに気づきながら、頭痛や腹痛などの身体症状を訴える子供もいるのでそういったサインに注意することが大事だと思います。
家の手伝いをしていないとか、掃除をしていないとかできないことについ目がいってしまいますけど、まずは、お子さんの話をよく聞いて、普段の話をすることが大事ではないでしょうか。
また、普段の生活リズムが乱れがちになることで親の心理的負担が増えることを心配しています。
親自身が規則正しい生活や、きちんとしなきゃいけないという思いが強いほど親のイライラは強くなってきますので、子供と一緒に楽しめる遊びや、一緒に楽しめる物を見つけて、普段よりもお子さんと楽しもうという姿勢が大事です。
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