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2019年07月15日
美容のスペシャリストに聞く 紫外線基礎知識(2019年7月13日放送)
この時期気になるのが紫外線!
紫外線の量は季節によって差がありますが、春から夏にかけてピークとなります。
曇りの日でも晴天時の約6割、雨でも約2割の紫外線が地上に届くと言われている紫外線ですが、みなさんはどんな対策をしていますか?
というわけで今回はみやざき美容クリニックの小宮美彗院長に正しい紫外線対策を教えていただきました。
<光老化>
下の写真は25年間トラックの運転手をされていた方のお顔です。
左右で皮膚の老化具合に違いがあることがわかります。
実は左側の窓ガラスから降り注ぐ光を25年浴び続けた結果なのです。
左顔面にはあきらかな老化が見受けられ、左右の皮膚に違いがあります。
これが光による老化「光老化」なのです。
しかし、この光老化は紫外線対策とケアで防ぐことができます。
<紫外線対策>
- 日焼け止めクリーム
- 日傘をさす
- アームカバーや長袖などで肌の露出を避ける
- サングラス
特に日傘はUVカット率(紫外線遮へい率)が高いもので、遮光タイプのものを選びましょう。
日傘の内側は色の濃いものがオススメです。
ここで油断しちゃいけないのが長年使用しているアームカバーです。
アームカバーのように紫外線対策加工がしてあるものは洗ったり水に濡れたりすると加工が落ちてきてしまうので、2~3年に一度買い替えるのがオススメです。
そして男性がよく使用するサングラスは、実はレンズの色と紫外線カットの性能は関係がありません。
レンズの色が濃いサングラスは視界が暗くなり瞳孔が拡張してしまいより紫外線が中に入りやすくなってしまうため、UVカット加工をしてあるものを選ぶことが一番大事なのです。
目から入る紫外線は白内障や黄斑変性症、角膜炎になるリスクもあり油断できません。
<日焼け止めの正しい塗り方>
「顔」
「腕・足」
容器から直接肌に出しムラなく塗り広げる
日焼け止めを塗った上で、日傘・帽子・サングラスなどを併用すると効果アップです!
<日焼け止めのポイント>
- 化粧下地の前に日焼け止めを塗る
- 2時間おきに塗り直す
- 飲む日焼け止めだけの使用は効果が薄く、塗るタイプと併用するのが効果的
<日焼け止めの選び方>
日常生活の紫外線対策であればSPFの数値が30程度あれば十分です。
数値が高くなればなるほど肌への負担も大きくなるため、海やレジャーの時に高い数値のものを使用
するのがオススメです。
<日焼け止めに含まれる主な成分>
- 紫外線吸収剤 価格が安いものに含まれることが多い。肌への負担は大きい。
- 紫外線散乱剤 肌への負担は少ないので子どもが使用する場合はこちらの方がベスト。
<日焼けしたら・・・>
氷のうや氷水を入れたビニール袋をタオルで包み、火照りが治るまで冷やす。
火照りがあるまま長湯をすると悪化することもあるので、温めのシャワーなどで済ませた方が良い。
紫外線対策は日々の積み重ねです。
紫外線対策をしっかりして、夏を思いっきり楽しみましょう!