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2019年07月22日
参院選 争点は? 町の声(2019年7月20日放送)
先週末行われた参院選。みなさんは投票に行きましたか?
今回注目している争点を、町の人たちに聞いてみました。
Q:どんなところに注目して投票しますか?
A:年金など社会保証。安心して生活できるくらいのものは欲しい。
Q:今の年金は満足していますか?
A:足りないですね。
Q:どんなところに注目して投票しますか?
A:子育てをしやすい環境づくりをしてもらいたい。
Q:どんなところに注目して投票しますか?
A:憲法が今矛盾しているところがたくさんあるので憲法改正ですが、どさくさに紛れて憲法が歪められてしまうのは不安。
Q:どんなところに注目して投票しますか?
A:年金や社会保証。若者に対して還元してくれるような取り組みがあれば良い。
町の声から、若い方も高齢者の方も年金について非常に関心があることがわかります。
UMKの世論調査ではもっとも重視する政策について聞いたところ、年金などの社会保証と答えた人が51.6パーセント、消費税率引き上げが10.6パーセント、景気雇用対策が10.1パーセント、そして外交や安全保証、憲法改正と続いています。
やはり生活に密着した年金が半数以上を占めています。
今回の参院選の直前に年金の報告書が出てクローズアップされたことで、国民にとって身近な問題で高齢者にとって重要なテーマだったことから50パーセントが年金社会保証問題が争点という結果が出ました。
一方で通常雇用景気が上位にくるはずが今回は10パーセントという部分がいつもと違うパターンとなりました。
町の意見にもあったように、若者に対する政策が十分議論されていないようにも感じる今の政治。
若者の低投票率が話題となっている中、今回の参院選に向けた「若者は選挙に行くな!」という挑発動画が物議を呼んでいます。
若者に選挙に行かないように呼びかけるある動画。
これは今回の参議院選挙に向けて作られたものです。
7月12日に投稿され、1週間後には再生回数約348万回。
序盤は社会問題について中高年の主張。しかし途中から若者を挑発する言葉が続々と飛び出します。
動画を作成した人は若者と政治の距離を縮めようと全国などで公演などを行なっている会社です。
選挙に行くなと若者を突き放すことで逆に政治への関心を持たせ投票に結びつける狙いです。
選挙権が18歳に引き下げられたのが今から3年前。
10代の若者が政治に参加することが大きな話題となりましたが投票率は低く、県内の18歳の投票率は38.54パーセントと全国で2番目に低い数字となりました。
投票行動が自分たちの未来にどう繋がるかをわかりやすく伝えている今回の動画。刺激された若者たちが投票の意味を今一度考えるきっかけになったのではないでしょうか。