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特集
2020年03月16日
"もしも"の備え 気になる 終活の話(2020年03月14日放送)
今回の特集は終活セミナーやエンディングノートの書き方教室を行なっている終活ガイド上級認定講師の久木野洋子さんをスタジオにお迎えして「終活」について考えました。
終活とは??
最後まで後悔しない生き方を目指すことで今を見つめ直し前向きに輝く人生を送っていただけること。
おくやみ窓口
「遺族の負担を減らす」県内初のおくやみ窓口が都城市にでき、遺族をサポートしようと新しいサービスがスタートしました。
去年11月に誕生したおくやみ窓口では1日あたり約10件の死亡手続きが行われています。
公的手続きでは、世帯主の変更・国民年金保険・年金など亡くなった方の状況に応じた手続きが必要となります。
これまでは遺族が各担当課を訪ね、その都度死亡手続きなどの旨を伝えて亡くなった方や届け出人の名前・生年月日などを書類事に何度も書く必要がありました。
複雑な手続きに加え遺族の高齢化が進む中、少しでも負担を減らそうと導入されたのがおくやみ窓口です。
<窓口での手続き>
- 遺族からの聞き取り
- 名前、生年月日など専用端末に入力し、申請書をまとめて作成
- 申請書を専用ファイルにまとめ各担当課へつなぐ
死亡手続きにはこれまで少なくとも3時間かかっていたそうですが、おくやみ窓口を設けたことでその時間はおよそ3分の1に短縮されたそうです。
都城市では全国に先駆けてこの取り組みを始めていた他県を視察、2年の年月をかけて完成しました。
更に、独自のシステムを導入しています。
それは、マイナンバーカードを使った手続きです。
マイナンバーカードから名前・生年月日の情報を読み込みするので、入力の手間が省け、時間短縮につながります。
マイナンバーカードを使用した死亡手続きは全国初で、県外から問い合わせも来ているそうです。
今後、「終活」に向けたサポート・体制づくりができる窓口であればいいなと思います。
エンディングノート
<エンディングノート>
- もしもの時に大切な人が困らないように記入でき、自分の思いを伝えられる「人生のガイドブック」
エンディングノートには法的効力はありませんが、故人の生前の意思など色々なことが書けるということからトラブルを防ぐ事ができます。
また、お墓・財産整理・デジタル遺産・家系図・交友関係リスト・これからやりたい事・行きたい場所など、記入する事ができます。
<エンディングノートを書く上で注意すること>
- 定期的に見直す
- 書き直した時には日付を記入する
- 書いたことを共有し保管場所を伝える
<終活の心構え>
- 最後まで後悔しない生き方を目指すこと。元気に今だからできることをやること。
エンディングノートを書くことで色々な心の整理ができるので一緒に始めてみませんか??