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2020年05月11日
緊急事態宣言 今月末まで延長 宮崎県の対応は(2020年05月09日放送)
今月5日政府は緊急事態宣言の延長を今月末までとしました。
これを受けて県は遊戯施設などへの休業要請を明日までとし、県立学校の休校は今月24日まで延長することを決めました。
今月4日、安倍総理は全都道府県を対象とした緊急事態宣言を今月31日まで延長することを決めました。
これを受けて県は、遊興施設や遊技施設の休業要請を今月10日で終了し、11日からは感染防止のためのガイドラインを作成するなど、強い警戒態勢の下で営業を再開することを認めました。
河野知事の会見
「県内からの感染をストップするのが最大の課題です。県内で広げていかない、まずはそこを徹底していくこと。そのことで引き続き経済を回しながら早い復興に結びつけていきたいと思っています。」
県教育委員会 日隈俊郎教育長の会見
「5月25日(月)からは、完全再開に持っていきたい。その完全再開に向けて、段階的に取り組みを進めていきたいと考えております。」
生徒の反応
- 前のようにはいかないと思うけど、少しずつ元のように授業も進んでいけばいいと思います。
- 再開してから新型コロナウイルスがまた流行るかもしれないのは不安だけど、授業も進むし、できるだけ早く元の生活に戻りたいです。
また、県内全ての市町村も小中学校の休校延長を決定。
このうち17の市と町が分散登校を始めます。
宮崎県の臨時休校延長の判断について、県教育委員会 日隈俊郎教育長に話を聞きました。
「大型連休が終わってからの2週間を警戒期間と捉えて24日までを臨時休業と設定しました。具体的には11日から学校を再開して分散登校という形で徐々に授業数を増やしていって25日には完全に再開としたいと思っています。段階的に進めていきたいなというのが県教育委員会の方針です。」
UMKアプリで行ったアンケート(今月25日からの授業再開について)の結果に対し
日隈俊郎教育長は「新型コロナについての不安、安全、安心を第1に考えるということはあると思います。また一方、早く学校を再開してほしい、特に県立学校の場合は受験や、就職を控えて大事な時期です。なので、早く授業を進めて欲しい、終わらせて欲しいといく気持ちが出てきています。このような結果が、アンケートにも出てきているのではないでしょうか?」と話します。
また、授業の遅れについてもたくさんの意見がありました。
実際にはおよそ2カ月間の休校となっています。こういった状況を受けて、不安の声も多く寄せられています。
学力の格差、授業の遅れ、どのように取り戻していけがいいのでしょうか?
授業の遅れについて
【日隈俊郎教育長】
「授業数が少ないということが大きな課題になっていきます。どう取り組んでいくかを、これから研究していかなければならないと考えています。場合によっては、土曜日の授業、夏休みの短縮も検討しています。」
Q:新たな感染者が出て再び休校となった場合、授業が遅れるということになります。
他の県では動画配信やオンラインで授業が行われている中、宮崎でも他県のような動画配信授業などが行われるのでしょうか?
【日隈俊郎教育長】
「動画による授業はだいぶ今、ストックがたまってきています。また、新しく動画も作っていこうと考えているところです。オンラインは色々と難しいことがあります。これから研究していきたいと思っています。」
学校行事・スポーツ大会の今後
【日隈俊郎教育長】
「県高校総体の中止も発表しました。県高校総体の中止、学校行事、スポーツ大会の今後は新型コロナ収束後に競技大会開催を検討しています。希望を持って、学習に取り組んでいただきたいと思います。先生も頑張っています!みなさんも一緒に頑張って乗り越えていきましょう。」