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2020年08月03日
大切な命を守る ペットの熱中症対策(2020年08月01日放送)
長かった梅雨も明け、ようやく夏本番がやってきました。
そんなこの季節、心配なのが 熱中症 ですよね。
しかし、この熱中症が高まるのは人間だけではありません。
犬や猫などの動物たちも熱中症にかかる恐れがあります。
犬や猫の飼い主を対象に、「飼っているペットが熱中症かなと感じたことがありますか?」とアンケートしたところ、およそ4割の方があると答えています。
しかも散歩の時よりも、家の中にいる時に感じたと答えた人が多いことがわかりました。
今回お話を伺ったのは、宮崎市にある動物病院TAC の副院長 藤﨑 由香獣医師です。
夏場にペットを飼育する上で、注意することをお聞きしました。
- 【話:動物病院TAC副院長 藤﨑 由香 獣医師】
気温が高い夏場は特に熱中症のリスクが高くなります。
意外と盲点なのは室内での熱中症です。窓を閉めて、エアコンもつけずに出かけたりしたときや、飲み水の用意を忘れてしまった時は、熱中症のリスクが高まってしまします。
また、フレンチブルドックやパグなどの短頭種と言われる鼻が短い動物は特に熱中症になりやすくなっています。(体温調節が苦手な為)
このほか、高齢・肥満・心臓・呼吸器の病気を持っている場合も熱中症には注意が必要です。
夏場の過ごし方
- 留守番
エアコンによる室温の管理・・・エアコン設定温度26℃前後(ペットの状態に合わせて設定する)常に新鮮な飲み水を用意し、自由に飲める状態にしてあげること。 - お散歩
夏場のアスファルトは50℃を超えることもあります。肉球をやけどする危険性もあります。
犬や猫は人間よりも体が地面に近いので照り返しを受け、暑さを感じやすくなっています。
散歩のタイミングを早朝や、夕方遅くにし、地面を触ってアスファルトの温度を確認しましょう。
「熱中症かも?」と感じた時に、飼い主が取るべき行動は?
普段、イヌ・ネコの体温は38℃台です。簡単に40℃超える熱を出します。
熱中症のサインは、高熱・浅くて速い呼吸をする・嘔吐、下痢・よだれを垂らす、このような症状があります。
重症になるとぐったりしてけいれんを起こしたり、意識がなくなり死に至ることもあります。
体を触って体温が高い、息が荒い、ぐったりしている、そういったサインに気づいて欲しいです。
熱中症の症状が見られた時は?
- 涼しい場所に移動する
- 体全体に水をかけるか、濡らしたタオルを体に当てて冷やす(氷水の使用は毛細血管が収縮し、体温が下がりにくくなるのでNG)
応急処置を済ませたら、動物病院へいきましょう。
動物は言葉が喋れないため、重症になってから熱中症と気付くケースが多いので、日頃から予防をしっかりして、熱中症対策をしましょう。
家族の一員でもあるペットの体調管理は飼い主の義務、ということを忘れず大事にしていきましょう。
熱中症対策として活用できるペット用の涼アイテム
■グッズ協力
HOME WIDE 平和台店
TEL:0985-38-8774
それぞれの家庭でペットにとって快適な環境を整えて、更にひんやりグッズを使ってペットの熱中症を防いでいきましょう。
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