NOW ON AIR !

番組表
HOME 番組紹介 U-doki フォーカス 往来自粛・会食人数制限 業界の反応は(2020年12月12日放送)
U-doki
U-doki:
フォーカス
番組TOPに戻る

2020年12月14日

往来自粛・会食人数制限 業界の反応は(2020年12月12日放送)

県内でも新型コロナウイルスの第三波、感染拡大が続いています。

01 要請開始

こういった状況を受けて県は今月7日から県民に対して、東京や大阪などの6都道府県との不要不急の往来自粛、そして宮崎市に対しては、政府の飲食支援事業「GoToイート」などの利用人数を4人以下に制限する事などを要請しています。

02 推定される感染経路(県内)

こうした要請への背景には、宮崎ならではの感染経路の特徴があります。
それは、県外との往来をきっかけにした感染が会食や職場を通じて拡大しているという特徴です。
これまでも感染拡大の防止と経済活動の狭間で対応を迫られて来た航空関連業や飲食業の方々からは、苦悩の声が聞こえてきました。

今月10日、宮崎空港の到着ロビーにはサーフボードやゴルフバックを持った旅行客の姿がありました。
航空各社によると、宮崎路線の利用客の多くは県外からの訪問者です。
宮崎空港ビルではGoToトラベル効果もあり先月の空港の利用客は去年の5割まで回復しました。

しかし県内は新型コロナウイルス感染の第三波に直面します。
会見で河野知事は「第二波と比べても感染拡大の状況がずいぶん違うという事、そして対策を打つべき状況が変わっている。」と述べました。

先月中旬以降、相次ぐクラスターの発生で感染者は急増し200人を超えました。
県は感染拡大対策として、北海道、東京、愛知、大阪、兵庫、沖縄の6つの都道府県との不要不急の往来自粛を要請しました。往来自粛の要請期間は今月7日から当分の間です。しかしこれはあくまで、県民に向けての要請です。

今月に入り、空港の利用客は先月から1割減少。
掻き入れ時の年末年始、その一方で人影まばらな宮崎空港の出発ロビー。
今後の見通しについて宮崎空港ビルに話を伺いました。

03 前田剛宏部長

  • 【話:宮崎空港ビル 総務部 前田 剛宏部長】
    年末年始、需要は多い時期になりますが今のとこ欠航になっている便もありますし、今後また欠航になる便が増えるかどうかも注視していますが、例年のような形にはならないのではと思います。
    県民の方でも飛行機に乗る方は減っていると感じていましたので、1日も早い収束と共に県内のお客様も航空機に乗って全国色々なところに遊びに行ける日が来る事を願っています。

また感染者が先月2日から昨日までのおよそ1カ月余りで171人の感染が確認された宮崎市。
県と宮崎市は今月7日から政府の飲食支援事業「GoToイート」や宮崎市のプレミアム付き商品券の飲食店での利用は4人以下に制限するよう要請しています
ただし5人以上の来店であっても1テーブルの利用を4人以下にするなどの対策が出来ればGoToイートを利用した会食は可能です。

県内最大の繁華街のニシタチにある飲食店では、お客さんが5人以上で訪れた場合、説明に苦慮していると言います。

04 竹井 倫世副社長

  • 【話:コンフォートダイナー 竹井 倫世副社長】
    通常私たちは、ご入店の際にお支払い方法をあまりお聞きしないのですが、今回の要請の中で「お食事券のご利用はありますか」と問い合わせさせていただいている状況です。通常であれば6人席のところを半分の人数、8人席のところを半分以下の人数でお入りいただいて、仕切りを外して広いお部屋にして工夫してご案内しています。

本来であれば忘年会シーズンで掻き入れ時となる12月。
対応の難しさだけではなく「4人以下」という人数が独り歩きし会食自粛の動きに繋がらないかと心配する声も聞かれました。

05 矢野 和昭支部長

  • 【話:県社交飲食業生活衛生同業組合 宮崎支部 矢野 和昭支部長】
    GoToイートを利用しない、ひなた食事券を利用しない、宮崎市のプレミアム商品券を利用しない方でも必然的に4人が決まりみたいになっている12月です。
    お客さまにしっかり理解していただきたいのはガイドラインを守っているお店は安全で安心ですよという事を重ねて言いたいです。除菌と言い、パーテンションと言い、非接触型の温度計と言いあらゆることをこれ以上ないというくらいやっていると思います。

県では今後感染が拡大した場合、以下のような対応を検討するとしています。

06 感染が拡大した場合の対応

  • 会食は2時間以内
  • 会食は4人以下または収容率2分の1
  • 飲食店への営業時間 短縮要請 接待を伴う飲食店への休業要請

これ以上感染が拡大するとどのような状況が想定されるのか、そしてそうならないために私たちは今何ができるのか?を専門家に話を聞いて来ました。

07 峰松 俊夫医師

  • 【話:ウイルス学が専門 峰松 俊夫医師(愛泉会日南病院)】
    たくさんのクラスターが発生すると、それだけ患者がドカンと増えます。特に重症者が増えるとそれだけ医療スタッフも必要になります。そうなると通常の診察が難しくなります。感染が広がるということは、単に新型コロナウイルス感染症の患者さんを出すだけではなくて、それによって医療が逼迫して普通は助かる方が助からなくなってしまう。これが一番問題視するべきことだと思っています。

感染予防として今や常識となった「3蜜回避 マスク着用 手指消毒」。
特にアルコール消毒液はあらゆる施設や店舗に設置されるようになりました。

適切な手指消毒のタイミングとは?
  • 【話:ウイルス学が専門 峰松 俊夫医師(愛泉会日南病院)】
    入り口だけでやっても、ウイルスは人と一緒にいるので中でドアを触ったうんぬんがあった時も必ず消毒をしてください。消毒でなくても手を洗うだけでも良いです。人と話す前、食事をする前、何か特別な行動をする時には消毒をした方が良いです。

08 病床使用率

県内の病床の逼迫具合を示す数値は前の週から3.3ポイント増えて17.1%となっています。
今も医療機関のスタッフが一丸となって、患者さんが元の生活に戻れるよう懸命な対応を続けていることと思います。
そして、飲食業の皆さんもお店を休んだら仕入れ先や生産者にも負担がかかってしまうという事で苦しい中でも営業を続けています。
そういった皆さんの努力を無駄にしない為にも、今一度人が動く年末年始を前に私たちの感染対策、緩みが出ていないか見直すようにしていきましょう。

情報募集中!

エンタメ情報募集中!

U-doki公式facebook U-doki公式Instagram
番組へのご意見ご感想はこちらから

Top