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特集
2021年05月10日
紫外線とお肌 お悩み解決(2021年05月08日放送)
皆さん、紫外線対策はもうされていますか?
1年間でもっとも紫外線量が多いのは夏ですが、5月もピーク時のおよそ90%の紫外線量が降り注いでいるんです。
ということで紫外線とお肌への影響について、くるみ皮膚科の加嶋亜紀先生にお話を伺いました。
シミとは?
皮膚の表皮にあるメラニンという色素が部分的に増えた状態のこと。
シミの原因は?
「シミ」や「ソバカス」の主な原因の1つは紫外線UVBによる日焼けが原因。
地上に降り注ぐ紫外線は性質の違いによって、「UVB」と「UVA」の2つに分けられる。
紫外線UVB
表皮に影響することで、シミ・ソバカスなどの原因になる。
老化の原因は?
紫外線UVA
真皮まで影響することで、シミ・たるみなど「老化」の原因になります。
正常な真皮では「コラーゲン」や「エラスチン」などの肌の弾力を保つ成分が結合し、プルプルの状態になっている。
しかし、紫外線のUVAが真皮に影響することで、「コラーゲン」や「エラスチン」が傷つけられて変性し、"シワ"や"たるみ"の原因となり、皮膚の老化に繋がってしまう。
老化したお肌を元の状態に近づけるためには、コラーゲンが重要となる。
コラーゲンは口から摂取してもアミノ酸に分解されてしまい肌に届かない。
またコラーゲンが入っている化粧品も分子量が大きいため、肌に直接塗っても真皮まで入っていかない。
私たちの体にはコラーゲンを作る力がある。なので、コラーゲンを体内で作る手助けをする「ビタミンC」の摂取が大切になる。
紫外線と環境
紫外線は太陽の直射日光が当たっていなくても注意が必要。
紫外線対策
一番の紫外線対策は"日焼け止め"。
季節に関係なく毎日欠かさず、こまめに、しっかりと「日焼け止めクリームを塗る」ことが大切になる。
日焼け止めクリームを塗る際のポイント。
- 【腕】
直線を描くようにつけてシワに沿ってムラなく伸ばす - 【顔】
内側から外側に向かってムラなく伸ばす。また塗り残しがないように、アゴの下や耳の後ろ、髪の毛の生え際の所までしっかり伸ばす。
マスクは紫外線を通すため、マスクの下にも紫外線対策が必要。
特にマスクで肌が擦れるところは、何度も重ね塗りを行い、理想としては2~3時間置きに塗り直すのがオススメ!
みなさんも、しっかりと保湿をして、日焼け止めを塗ることで紫外線対策をしていきましょう!