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2021年01月18日
専門家に聞く 冬乾燥から肌を守る「乾燥肌対策」(2021年1月16日放送)
寒いこの時期、冬の乾燥と肌荒れについてお悩みではないでしょうか?
くるみ皮膚科の加嶋亜紀院長(宮崎市)にお話を聞きました。
<皮膚が乾燥して肌が荒れるメカニズム>
私たちの皮膚は、厚さわずか0.02mm(ラップほどの厚さ)の角質層で覆われていて、その角質層が潤いを保ちきれいに整っている事で、外部刺激や異物の侵入から体を守ってくれています。
しかし冬の寒さと乾燥により、肌表面の角質層が荒れて傷ついてしまうと、肌を守るバリア機能に穴が空いた状態になり、そこから水分が蒸発して肌荒れに繋がります。
肌が荒れると異物の侵入や外部刺激にも反応しやすくなってしまうため、角質層のバリア機能は非常に大事なものと言えます。
そして最近ではこの肌荒れが、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーのある人やその子供たちなど、アレルギー素因を持つ人にとって注意が必要という事がわかってきました。
どういう事かと言うと・・・
1.冬の寒さと乾燥により、角質層が傷ついてバリア機能が低下
2.アレルギー原因物質が、荒れた皮ふから体内に侵入
3.免疫機能が肌から侵入したアレルギー原因物質を攻撃目標と認識
4.その後アレルギー原因物質を食べたり吸い込んだりすると、免疫機能が異常な反応をし新たなアレルギーを発症。この一連の反応が繰り返されることで、一つだけでなく複数のアレルギーを次々に発症する「アレルギーマーチ」と言われる状態にも繋がってしまう。
きっかけとなる肌荒れを防いでいくための対策は「とにかく保湿をすること!」
- お風呂上がりに限らず、1日に何度も保湿剤を塗ること
- 保湿剤を塗る目安は、人差し指の第一関節分で両方の手のひらの面積分とたっぷり塗ること
- 嫌がる子供には便利な泡タイプやスプレータイプの保湿剤もおすすめ
乾燥肌にならないために・・・日常生活での注意点
寒く乾燥する季節、お肌の保湿をしっかりしながら乗り切りましょう!
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