3カ月予報によると、九州南部はこの夏　平均気温が高くなると予想されています。

なぜ今年は暑くなるのか？

鍵となるのが「太平高気圧」と「チベット高気圧」。
日本付近の上空では、太平洋高気圧が平年よりも大きく張り出しています。
さらにチベット高原の上空には、チベット高気圧が発生しています。

太平洋高気圧とチベット高気圧は、高度が違うので二つの高気圧が上空で重なり合い、まるで2枚の布団を重ねたかのように厳しい暑さをもたらします。
更に西に張り出した太平洋高気圧に沿うように暖かく湿った空気が西日本に流れ込むため今年は暑くなる傾向です。

気をつけたい「熱中症」

• 熱中症の症状
  汗をかくと脱水、塩分不足。軽症でも、めまいや立ちくらみが起こります。
  さらに進むと、頭痛や吐き気。重症になってくると意識がなくなり痙攣を起こすなど命に関わる危険性も。

宮崎大学救命救急センターの落合秀信医師によると、外出制限や在宅勤務で運動不足になり「コロナ太り」になった方に注意が必要だといいます。

筋肉が落ちると体の水分量が減り脱水になりやすくなること、皮下脂肪は熱を外に逃がしにくくなるので、熱がこもりやすくなることが理由です。

本格的な夏が来る前に、暑さに慣れておく「暑熱順化」

日常的に汗をかくことで、体にも暑さに慣れさせておくために効果的な対策

今年は特に暑い夏になることが予想されます。
今から対策をして熱中症に備えておきましょう。