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2023年09月04日
タイ・スタディーツアー 宮崎の生徒たちが世界で感じたこと(2023年09月02日放送)
宮崎国際大学が、2017年度から実施しているグローバルに活躍できる人材育成のための「グローバルリーダーシップセミナー」。
この夏、世界の現状を学ぶため、県内の高校生と大学生が東南アジアの中でも経済成長の著しい「タイ」で海外研修を行いました。
参加したのは、県内各地からの生徒・学生達10人。
在タイ国際機関や開発援助の現場視察で、現地でしか学べない地球規模の課題について学びます。
- 【話:国際大学 ウォーカー・ロイド副学長】
現地に行って、どんな仕事があるのか、その仕事のおかげでタイの社会がどのように助けられているのかなどいろんな形で学びます。生徒たちが実際に体験してどれだけ成長して帰って来るのかを楽しみにしています。
5日間の研修ツアー
将来グローバルに活躍するためには?
- 【話:UNESCO Nyi Nyi Thaungさん】
身近な地域のことを考えるのはもちろん、世界で何が起きているか知ることも大切。日々進化する技術、それを作る人たちとコミュニケーションをとり、将来のために努力をしてほしい。
話:参加者
- 自分たちとは関係ないことだって思わずにちゃんと考えて行動意識を持つことがすごく大切だと思いました。
- 自分の中にも偏見があったことに気付かされ、反省した。
LPN財団が運営する ラーニングセンター
タイ人との格差がある移民たちが教育を受ける場所
幼稚園児~小学4年生くらいまでのミャンマー人が通い、母国語・タイ語、文化などを教えています。
日本では感じない教育の大切さを改めて知り、自然と質問が湧き出る高校生たち。
互いに支えながら楽しく生活している様子を見て、印象が変わったと話します。
バンコク最大のスラム街(クロントイスラム)
クロントイスラムには、建設労働者やタクシードライバーなど低賃金で生活インフラを支える約10万人が暮らしています。
幸せに暮らしているように見えるスラムの人たちの中でも貧富の格差が存在し、その差を埋めるために必要なものは、やはり教育でした。
- 【話:シーカーアジア財団 山田大貴さん】
貧困から抜け出すのはやはり教育の力が重要になってくると思うので、私達は教育支援活動を行っています。
参加者たちは何を感じたのでしょうか?
- 人権問題について学ぶためスタディーツアーへの参加を決めた丸岩さん(日南学園2年)は、格差社会を目の当たりにしたことで「人権」について考えさせられ、将来は世界の社会問題を解決する社会起業家になりたいと強く思ったと話します。
- 世界にはいろんな現状があり、教科書では学べない人の感情を知るなど、現地で直接見ることが大切だと思った。
- 現地の子供が楽しそうに勉強していて、普段「勉強したくない」と言っている自分がすごく恥ずかしくなったと共に、もっと勉強したいと思った。
様々な価値観に触れ、他人の立場でものを考えていくきっかけとなったスタディーツアー。
この夏の特別な経験は未来を担う彼らの大きな糧となったようです。
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