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2024年01月22日
長期避難生活 今できる女性や子供の備え(2024年01月20日放送)
能登半島地震の発生から明日で3週間。被災地では未だ苦しい状況が続いています。
長期避難生活における女性目線での備え
避難生活が長引くと、肉体的にも精神的にもダメージが大きくなることが懸念されます。
なかなか終わりが見えてこない避難生活の中、特に女性には生理などの衛生面の問題があります。
そこで今回は、今ある備えにプラスアルファできる備えについて考えました。
お話を伺ったのは防災コンサルタントMamoruwaの黒木純子さん。
大阪府出身で18歳の時に阪神淡路大震災を経験。 現在は防災士として活動中。
「石川県の避難生活でも日に日に必要なものや 必要なケアが変わっている。私たちもこれから大きな 地震が来た時のために備えておくことが必要。」と話します。
長期避難生活で女性が直面する問題
女性に直面する大きな問題が、「生理用品の確保と捨て方」「下着の洗濯」
今準備できること
- サニタリーショーツなどなかなか洗い替えができないものを 2枚ほど準備
- 色がついていて中が見えず 消臭効果もあるペット用の袋を準備
下着の洗濯方法
準備しておくもの・・・保存袋(ビニール)・ピンチハンガー・タオル
トイレの備え
- ペット用のシート
便器にペット用シートを置いて使用することで汚さず水も使わなくてすむ。 - ペット用の袋
終わった後は小さくくるっと折りたたんで袋に入れる。衛生面でも問題なく周りに迷惑をかけることもなく 捨てることができる。
下着の備え
- おりものシート/使い捨てパンツ
断水時、同じ下着を使う場合でも衛生的に使うことができる。この他100円ショップなどで売っている使い捨てのパンツもおすすめ。
こどものオムツのストック方法
- 今使っているものよりも1つ大きなサイズをストック
今使っているものがサイズアウトした時にストック分を使用。さらに大きなサイズのものをストックすることで無理なく備えることができます。
1人で歩けるようになったお子さんの対策
少しでもリラックスして過ごせるような工夫が必要
子どもにとって暗い部屋は恐怖につながります。
懐中電灯ではなく、ランタン型だと部屋中が明るくなります。
防災コンサルタントMamoruwaの黒木純子さん は、「物がない中で自分たちがどう生活をしていくのかはイメージしにくいところがありますが、今回の震災をしっかり考える機会にしていただきたい」と話します。
備えているつもりでも足りないものはまだまだあります。
課題をしっかりと自分の生活に落とし込んで改めて備え直すことが必要です。
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