2022年4月に川南町の地域おこし協力隊として移住してきたカンボジア出身のソク・セインさんと兵庫県出身の中谷琴代さんご夫婦。
移住から2年。これまでパン屋がなかった川南町にソクちゃん夫婦が営むパン屋「Toron baton」が4月1日にオープンします。

Toron baton（川南町）

プレオープン当日。
お客さんに焼きたてのパンを食べてもらいたいと深夜から開店準備をスタートし、開店ギリギリまでパンを焼き続けたという約40種類のパン。
甘いパンや惣菜パン、川南町産の大麦を使ったパンのハード系など様々なパンが並びました。

開店前から行列が！
客足が途絶えることなく次々にお客さんがソクちゃんのパンを買い求めに来ました。

• 【話：お客さん】
  9年前に川南町に埼玉から引っ越してきたんですが、川南町にパン屋さんがなかったので、町外にパンを買いに行っていました。なんで川南町にないんだろうと思ってたので、こんなかわいい素敵なパン屋さんができて本当に夢が叶ったって感じです。
• 【話：ソク・セインさん】
  思ったよりみんなすごい応援してくれて、みんな来てくれてすごく元気になります！全然疲れてないです！

ソクちゃん夫婦がパンに使用している 大麦の栽培や自家製ベーコンの作り方など、移住してから常にお世話になっている米山さん夫婦も買いに来てくれました。

• 【話：米山知子さん】
  ソク君にすごく勢いがある。やろうという気持ちがすごく伝わるので そういうのを見せられると応援しようという気持ちになります。
  川南はもう合衆国と言われるぐらい新しい人が昔から入ってきてるんですよね。でもその世代がだいぶ年老いてきましたから、また新しい人が入ってきて入れ替わりながら頑張っていただきたいなと思います。

オープンから5時間で、638個の商品がほぼ完売！

• 【話：中谷琴代さん】
  この日を楽しみにしてくださったお客様が多かったので、私たちもすごく嬉しかったです。
• 【話：ソク・セインさん】
  お客さんが入るときに顔がすごくいい顔に見えて自分もすごく嬉しい。もっともっと作らないといけないかなと思いました。いっぱいお客さんが来てくれて、めちゃくちゃ感動しました。

■川南サンド 380円
川南の自家製のライ麦、かぼちゃ、自家製ベーコンを使ったサンド。

■威嚇牛すじカレーパン 240円
4時間煮込んだ牛すじ入りカレー。辛口・甘口の2種類

今までになかったものを移住者の力で新しいものを作っていくなど、川南町では今後も新しいまちづくりの展開を考えています。

• 【話：川南町役場 まちづくり課 山口佳直子さん】
  ゼロからのスタートだったので、最初はもう本当にオープンできるのかという職員としても不安があったんですけど、ここまで来たというので本当に感無量です。
  スキルを活かせるようなお店や地域の教室を作るなど、スキルも活かしながら地域に貢献したいという方が来てくれたらいいなと思っています。