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2019年10月21日
10月はピンクリボン月間 受けていますか?乳がん検診(2019年10月19日放送)
今月はピンクリボン月間です。
今日本人女性の11人に1人が乳がんにかかると言われています。
その一方で早期発見すれば90パーセント以上の人が治るとも言われています。
ピンクリボンアドバイザーのガードナー真理さんは36歳の時医師から乳がんと宣告されました。
転移の恐れがある浸潤がんで左胸の一部を切除しました。
抗がん剤治療で抜け落ちる髪、胸を失う恐怖、家族や友人に支えられながら辛い闘病生活を乗り越え現在は、がん患者向けのサポートショップ「ライトハウス」を経営しています。
その一方でボランティア団体「だんでぃらいおんの会」の体表を務め、自身の体験を元に講演やがん検診の啓発イベントなど女性特有のがんから命を守る活動をしています。
「知る恐怖よりは知らないほうがよっぽど恐怖。いかに早く見つけていかに早く治療するかに気がついてほしい。」と真理さんは話します。
<乳がんリスクチェック>
※当てはまる方が必ず乳がんの可能性があるということではありません。
年齢別に見てみると30代後半から罹患率が高くなっていき、40代後半は発症のピークと言われています。
気になるのが乳がん検診の受診率です。
全国の受診率が17.4パーセントに対し、宮崎は13.6パーセント。全国を下回っています。
この現状を真理さんは「宮崎の女性は働いている人が多いので症状がないのに仕事を休んでまで検診に行くと周りに迷惑をかけるんじゃないかと思っている人が多いのではないか。」と考えています。
乳がん検診は市町村で行われるがん検診、職場の健康診断や個人で申し込む検診など様々な方法があります。
検診の費用は約2,000円~8,000円。時間は約30分~1時間程度です。
検診の他にセルフチェックも大切です。
しこり・はれ・へこみなど異常がないかをチェックすることが早期発見につながります。
そして家族ががんになった時、周りの家族はどんな風に接してあげたらよいか。
真理さんの場合、家族に普段通り接してもらえたことが嬉しかったと話します。
またがんになると今までの生活習慣がいけなかったのではないかとつい自分を責めてしまいがちになるそうです。
真理さんは「そんなことは思わずに周りの家族を頼って大切な人と一緒に歩んで欲しい。」と話します。
真理さんが代表を務めるボランティア団体ではがん検診の啓発イベントを開催します。
今月27日に宮崎市民文化ホールで「じぶんをもっと愛そうよFES 2019」が開催され、乳がん検診や子宮がん検診の申込も受け付けています。
みなさんぜひこの機会に訪れて自分の体について考えてみましょう。