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2023年09月18日
台風14号から1年 復旧と対策 そして日常への歩み(2023年09月16日放送)
2022年9月 過去最強クラスで宮崎を襲った台風14号。
24時間で700ミリを超える雨で浸水被害が1000件を超え、激甚災害に指定されました。
住宅122棟が半壊し145棟が浸水した都城市では、浸水被害が予想される地域55カ所にセンサーを設置する実証実験を今月開始。
災害の初動対応に役立てられることになりました。
復旧工事が遅れ、現在も開通の目処が立っていない椎葉村の国道327号では、先週、迂回路の村道「松尾線」の整備が始まりました。
また、美郷町南郷の治山ダムでは、1万2000立方メートルを超える土砂が流出したことで、壊れた治山ダムの復旧工事が先月末に開始されました。
※椎葉村・美郷町ともに今年度中に完了する見通し。
霧子乃里(延岡市北方町曽木地区)
台風被害に遭う前は地元の食材を使ったランチなどを提供していたお店。店内や調理場が1メートルから1.5メートルほど浸水。
大型冷蔵庫や調理器具、食材など軽トラック50台分が浸水し、食事処の営業中止を余儀なくされました。
ランチの営業は断念しましたが、地域の人や九州各地のボランティア団体による復旧の後押しもあり、現在は片付けの傍ら地元の道の駅などに卸す惣菜や弁当作りを再開しています。
お店の復活は絶望的だという噂が耳に入りながらもなんとか頑張ってきたと話す甲斐ひろ子さん。
台風14号から1年たった今、元の生活に少しずつ戻ってきています。
- 【話:霧子乃里 甲斐 ひろ子さん】
地区の人や親戚、ボランティアの方に支えられたから再スタートができました。
延岡だけでなくあちこちで(復旧作業が)続いている。「まだ頑張れる」という気持ちになれただけでも、みんなに感謝したいと思います。
いつ起こるかわからない災害に備え、ハザードマップで避難場所の確認、非常用持ち出し袋などの中身の確認など、家族で確認しておくことが大切です。
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