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2019年06月03日
川崎19人殺傷事件 県内の安全対策は・・・(2019年6月1日放送)
先日神奈川県で小学生など19人が刺された事件で、宮崎出身の外務省職員小山智史さんも犠牲になりました。県内では事件のショックが広がるとともに小学校などでは安全対策を進めています。
川崎市で起きた殺傷事件。
小学生など19人が次々と刺され、小学6年の栗林華子さんと外務省職員の小山智史さんが命を奪われました。
小山さんは宮崎市出身で宮崎大宮高校から東京外語大学を経て2004年に外務省に入省。
小山さんは外務省でミャンマー語のスペシャリストとして活躍していました。
ノーベル平和賞を受賞したアウン・サン・スーチーさんが日本を訪れた際には担当官として同行し通訳を務めました。
宮崎の同級生は小山さんは優しく真面目で穏やかな性格だったと話していて、県内にもショックが広がりました。
警察では事件を受け、登下校中のパトロールを強化。
宮崎市のお淀小学校では校門や交差点に立ち、児童の下校を見守りました。
警察官の姿を見せることによって犯罪の未然防止を目的としています。
さらに宮崎市教育委員会などは、児童の安全確保について各小学校に文章で通知。
一人で登下校しないことや危険を感じたら近くの大人に知らせるなど改めて呼びかけました。
大淀小学校の本部礼次校長は「学校だけではなく関係機関、地域と協力して子供たちの安全を守りたいと思っています。」と話します。
神奈川県で起きた防ぐことが難しい無差別の犯行。
命の危険を少しでも減らすにはどのような対策をすれば良いのでしょうか。
県警本部生活安全課の鍋倉警部にお話を伺いました。
「刃物を持っていたら警察官でも対応に苦労します。少しでも犯人から離れること、逃げることを基本にして欲しい。一度保護者と子供で自宅から学校までのルートを歩いて近くにどんな避難場所があるのかなど子供と一緒に確認することが大事です。」
- 大声を出して逃げる。
- 防犯ブザーの活用
- 登下校ルートの再確認
- 避難場所の確認
- 地域での防犯対策
未然に防ぐことが難しいこのような事件。対応が難しいからこそ、いま一度家族や地域で防犯について確認してみましょう。