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2020年05月04日

不安と恐怖がもたらす負の連鎖(2020年05月02日放送)

新型コロナウイルスが続く中、臨時休校・緊急事態宣言自体の延長の可能性が高まってきました。
そんな中、新型コロナウイルスに関して今もう1つの危険と怖さが注目されています。
それを表現しているのが日本赤十字社の動画 「ウイルスの次にやってくるもの」です。

【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

日本赤十字社では新型コロナウイルスの恐怖の負の連鎖をと「3つの感染症」としています。

01 3つの感染症の図

  • 第1の感染症 「病気
  • 第2の感染症 「不安・恐れ
  • 第3の感染症 「偏見・差別

02 負のスパイラル

ウイルス感染による差別が怖くて病院受診をためらい感染の拡大を招いてしまうなど、負のスパイラルを作り出してしまうのが問題。
そして、実際に偏見や差別で辛い思いをしている人がいます。

番組に寄せられた投稿の一部

03 番組に寄せられた投稿の一部

  • 30歳女性
    4月に転勤で、熊本から宮崎に引っ越してきたのですが、宮崎在住とはいえ、車のナンバーは「熊本」です。スーパーに買い物に行って車から降りると冷たい目で見られたり「わざわざ熊本から買い物に来なくても・・・」と聞こえるように言ってきたおじさんもいました。とても肩身が狭いです。
  • マユさん
    「県外から来ないで!県外に行かないでください」と言いますが、私の息子は県外の海運会社で働いています。私自身の仕事は介護をしていて、会社からは「(息子を)帰ってこないようにできないのか?」など言われます。どうしたら良いのか本当に悩みます。

このような不安に対してどのように生活を送れば良いのか、宮崎県精神保健福祉センター 直野慶子 所長にお話しを伺いました。

不安・ストレスが及ぼす影響とは?

04 不安・ストレスが及ぼす影響とは?

先の見えない、イライラ・不安・感染対策を取らない人に対する不満や、怒りの声がたくさん寄せられています。
10年前の口蹄疫や新燃岳噴火の際にも見られましたが、災害後2、3カ月後に不安や鬱などの精神への問題が出てくることが見られています。
精神的には不眠、食欲が出ない、集中力の低下、気分が落ち込む
身体面では肩こり・頭痛、めまいや耳鳴り、下痢、便秘と言ったような症状が目立つこともあります。

不安を軽減するには?

05 不安を軽減するには?

不安や、ストレスを減らすために私たちができることは "できないことではなく、できることに目を向けることが大切です。できることに目を向けて、楽しみを見つけること "今の状況だからこそできることに取り組んでみるといったような発想の転換をしてみる。

イライラしたり不安な気持ちを信頼出来る相手に話すことで、解消したり話すことで軽減することができる。
発信元のわからない情報やデマに振り回されないことやできる限り食事や睡眠など普通の日常と同じように過ごすことも大事です。

子供の場合は、口数が減る・赤ちゃん返りをする・イライラする・泣くといったことが見られますが、子供のできていることに目を向けて話をよく聞いてあげるとか一緒に楽しみを見つけるとか大切になってくると思います。

朝太陽の光を浴びることは、夜ぐっすり寝ることに繋がります。
新型コロナウイルスに関する不安や、恐怖を抱くことはある程度は正常なことです。
焦らずにできる限り食事や睡眠など普段通りの生活を心がけて、それでも眠れない・食欲が出ない気分が落ち込むなどの症状が長く続く場合は専門家への相談をご検討ください。

06 お問い合わせ

正しく恐れる、正しく予防することが大切です。
周りでいつもと様子が違うなと思うことがある時は、積極的に声をかけ様子をみるなどの意識を持つことも心がけてみていきましょう。

■お問い合わせ
宮崎県精神保健福祉センター「相談窓口」
電話:0985-27-5663
平日:午前8時30分~午後5時15分

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