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2022年01月17日
夢舞台!春の高校バレーでの県勢の活躍(2022年01月15日放送)
今回は春高バレーの話題です。
春高バレーは3年生にとって負ければ引退、学生生活最後の大会となる特別な舞台。
日本一を目指して夢舞台に挑んだ県勢の活躍を振り返ります。
女子代表
女子代表の都城商業は2年連続9回目の出場。
夏のインターハイで県勢女子初の全国3位に入り、春高では必ず日本一をと東京入りしました。
初戦は硬さが見られた都城商業ですが、インターハイでフルセットまでもつれたライバル 川崎橘を多彩な攻撃で圧倒します。
3回戦の相手は全国大会6度の日本一を誇る名門、金蘭会。
第1セットはデュースまでもつれ込みましたが、最後は金蘭会の高さが上回り、接戦でこのセットを落とします。
第2セットに入ってもこの流れは変わらず金蘭会のパワーに押し切られた都城商業。
ストレートで敗れベスト8進出はなりませんでした。
男子代表
男子代表は創部13年目で初出場となった、日南振徳。
初戦で近江、2回戦で星城と全国常連の強豪校を下して迎えた3回戦。
相手は優勝候補の東京第一代表、駿台学園です。
駿台のスピードのある多彩な攻撃に翻弄され、第1セットを落としてしまいます。
エース甲斐優斗選手は一昨年6月に父・晃宏さんを大腸癌のため亡くしました。
甲斐選手にバレーを教えたのは実業団選手だったお父さんでした。
- 【話:エース 甲斐 優斗 選手】
バレーの時はすごく厳しかったけど家に帰るととても優しいお父さんでした。
自分が春高のオレンジコートで輝いている姿を見せたいです。
特別な思いを胸に戦うエースがここから躍動します。
普段よりも高いトスを要求したという甲斐選手が、
2メートルの長身を生かしてブロックの上からスパイクをたたき込み、接戦で第2セットを取り返します。
第3セットも徹底して甲斐選手にボールを集めます。
最後はキャプテン堀内選手のバックアタックが決まり、日南振徳が大金星!
勢いそのままに準々決勝も逆転勝ちした日南振徳は26年ぶり7校目となる、初出場でのベスト4に進出しました。
準決勝の相手はインターハイ王者の熊本代表・鎮西です。
第1セット序盤から甲斐選手にボールを集め得点を重ねます。
しかし、インターハイ王者の壁は厚く、相手の絶対的エースの強烈なスパイクなどで2セットを連取され、後がなくなります。
迎えた第3セット。
日南振徳は、就職のためにこの春高でバレーを引退する松浦瑛選手がスパイクにブロックにと奮闘します。
しかし、最後は鎮西のファインレシーブからスパイクを決められストレートで敗れた日南振徳。
決勝進出はなりませんでした。
わずかに届かなかった春高日本一の夢。
しかし、初出場で全国3位と日南振徳の名を全国に轟かせた大会となりました。
ベスト4進出の立役者となった、甲斐優斗選手はこの大会の「優秀選手賞」に選ばれました。