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2022年01月17日

竹灯籠で心に灯を「木育サポーター」の取り組み(2022年01月15日放送)

今回の特集は木育の話題です。

01 木育サポーター

  • 木育・・・木を知って 木と学び 木にふれあう取り組み。人と木や森との関わりを考えられる豊かな心を育むこと。
02 子供達が竹灯篭を作っている様子

青空の下、子どもたちが真剣な表情で作っているのは竹灯籠。
宮崎市の栄町児童館でワークショップが行われ、23人の子どもたちが参加しました。

03 木育サポーターの小川考洋さん

講師を務めたのは木育サポーターの小川考洋さん
県庁の環境森林部で勤めながらボランティアで木育サポーターとして活動しています。

青空の下、子どもたちが真剣な表情で作っているのは竹灯籠
宮崎市の栄町児童館でワークショップが行われ、23人の子どもたちが参加しました。

講師を務めたのは木育サポーターの小川考洋さん
県庁の環境森林部で勤めながらボランティアで木育サポーターとして活動しています。

04 小川考洋さん

  • 【話:木育サポーター 小川考洋さん】
    県庁に入って中山間地域を回ると若い人たちが一生懸命地域のために頑張っていて、そういった方たちと何か一緒にアクションを起こせないかと思いました。私はもの作りが得意なので、木でものを作ることを通して自然とのつながり、ふるさとのつながりを活動して頂ける方に広げていって、そういった活動がどんどん県内に広がるともっと良くなるのではないかと思って活動しています。

これまで学校や児童館で木育に関する様々なワークショップを行い、ふるさと宮崎の木やものづくりの魅力を伝えてきた小川さん。
一昨年から力を入れている活動の一つがこの竹灯籠作りです。
材料となるのは県有林の竹。
竹を選んだらシールを使って自由にデザインし、シールを貼ったところにドリルを使って慎重に穴をあけていきます。
最後にヤスリで磨いて完成。

1人2つの竹灯籠制作。
1つは小児病棟や児童養護施設の子どもたちに贈られます。

  • 【話:中央東地区 社会福祉協議会 長田一郎会長】
    小川さんから話を聞くうちにこれはやらなくては!と思いました。特に地域住民もそうですが養護施設、入院されている方、大変喜ばれると思い思い切って企画したところです。
参加者の声

・楽しかったし木材に興味を持つことが出来ました。
・変な機械はちょっと怖いなと思っていたけれど意外とやってみたら簡単でした。
・家族とかに会えない人でも嬉しい気持ちになるものを作りました。
・子供たちがこんなに集中してやるとは思っていなかったので参加してよかったと思います。
・宮崎の木なんだよ。竹なんだよ。と話をし、木育と関わりながら一緒に勉強していきたいと思います。

  • 【話:小川考洋さん】
    原動力は笑顔ですね!竹灯籠を作って使うことでお父さんお母さんと今日あったことを竹灯籠を通して会話してもらう。なんかいいなと思いますよね。

大淀地区で行われた竹灯籠づくりには、地域の大人や高校生の姿がありました。
大淀地域まちづくり推進委員会を中心に、大晦日に天神山で展示するための竹灯籠作りを行いました。
この企画は2020年に続き2回目です。

05 大淀地区で行われた竹灯籠づくり

一昨年、大淀地域の保護者から「コロナ禍で子どもたちの思い出を作りたい」との相談をうけた小川さんはコロナの収束を願い、竹灯籠をみんなで作り大晦日に天神山で灯りを灯すプロジェクトを提案しました。
2020年はモノづくりの楽しさを伝える「ファブラボみやざきベータ」が中心となり実施しました。
とても好評だったことから今回は地域の活動として大淀地域まちづくり推進委員会から引き継ぐことになりました。

06 杉尾泰弘 会長

  • 【話:大淀地域まちづくり推進委員会:杉尾泰弘 会長】
    2020年、小川さんからのご紹介で加勢してくれないかと応援という形で始めて、竹切りから穴あけ、色つけなどをし、楽しかったしやれるならずっとやりたいという気持ちでいました。ぜひ今年もやってくれというオファーがあり、それならばと、一生懸命やっているところです。

 

  • 【話:小川考洋さん】
    作業は去年10月、天神山の竹を伐採するところから始められました。
    県有林で毎年竹は整備され、その竹は全部廃棄処分してしまいます。
    竹はいろんなところで問題となっていますが、視点を変えると特別な資源になると思っています。

07 伐採した竹

伐採した50本の竹は2週間かけて細断され、3日間かけて油分をとるために竹を煮る作業を行い乾燥させます。
穴を開ける作業には宮崎工業高校、インテリア科の生徒も参加しました。

ライトアップ当日の12月31日。
08 竹灯篭
09 ライトアップされた竹灯篭

前日に設置した竹灯籠を微調整し、中にLEDライトを入れます。
まちづくり推進委員会のメンバーや工業高校の生徒たちが作った竹灯籠のほか、大淀幼稚園や天神山の森きらら保育園の園児、大淀中学校の生徒が竹の色塗りを担当。
およそ2500個の竹灯籠が大晦日の天神山を彩りました。

10 柴田隆雄さん

  • 【話:大淀地域まちづくり推進委員会 柴田隆雄さん】
    3カ月かけてやっとここまできて今ほっとしています。

11 今籐美香さん

  • 【話:大淀地域まちづくり推進委員会 今籐美香さん】
    木育ということで小川さんから話を伺ったときとてもいいことだと思いました。
    大淀はこの天神山が宝物としてコンセプトにあるので、地域の方や子どもたちにわかって頂く、広めて頂く活動はとても意義があると思いました。

この竹灯籠プロジェクトのように成功事例を作ることで活動の輪を広げ地域間のネットワークにも繋げたいという小川さん。

  • 【話:小川考洋さん】
    最初は地域を元気にしたいというところから始まったんですけど、木を通じていろんな人達が幸せになる。それが目的なのかな。自分を大切にし、他者を大切に、自然を大切にする。まさにその概念を1つの形にしていくことが目標かなと思います。

小川さんはひなもり台県民ふれあいの森を中心にさまざまなワークショップを開催しています。
お問い合わせはひなもりオートキャンプ場のホームページ、または小川さんのインスタグラムをご覧ください。

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