NOW ON AIR !
番組表
U-doki:
特集
番組TOPに戻る
特集
2022年02月07日
特殊伐採(ツリークライミングで木を伐採)(2022年02月05日放送)
今回はツリークライミングを応用した木の伐採現場に密着取材してきました。
ツリークライミング
専用のロープや器具を用いて木に登る技術のことで、主にレクリエーションとして知られている
特殊伐採
クレーン車や高所作業車が使用できない住宅地などの狭い伐採現場で木を根元から切り倒すのではなく、ツリークライミングの技術を用いて木に登り、枝や幹を細かく切り落としながら伐採する技術のこと。
今回は、住宅地の木々が生い茂る神社での特殊伐採を取材しました。
伐採依頼
「台風などの強風の際、神社に覆いかぶさっている木の枝が落ちて屋根を傷つけるので伐採して欲しい。」
伐採を行うのは特殊伐採を行う宮崎市の会社【ROPEWORK K】
- 【ROPEWORK K 近藤 享さん(35)】
17歳で造園会社に入社し木々の剪定や伐採を行っていたが、30歳を機に独立。
その後、ツリークライミングの技術を身につけ3年前に特殊伐採を行う「ROPEWORK K」を立ち上げた。
作業開始
- まず最も高く安定した木に登りメインとなるロープをかけ、そのメインロープをかけた木を支点に、周りの伐採する木に移動しながら作業を進めていく(作業は危険を伴うため、必ず2人以上で行う)
- 周りに建物や電線等があって直接落とせない場合、木材をロープで吊りコントロールしながら安全に降ろす
二人の技術と連携により、神社の真上に伸びる枝を、屋根を傷つけずに切り落とすことに無事に成功!!
特殊伐採を始めた理由は?
- 【話:ROPEWORK K 近藤 享さん(35)】
以前は造園関係の仕事をしていて高い木に登る事も多かった。当時は脚立を使って登り、それ以上は手と足だけで素登りする形でした。一応安全帯をして作業をしていたが、落ちると大けがをしてしまうので、もっと安全に木に登れる技術はないか調べたところ「ツリークライミング」にたどり着き技術を習得しました。
この仕事はどうですか?
- 【話:ROPEWORK K 桐山 雄一さん(31)】
楽しいですね。やっぱり誰も出来ない作業という事が1つと高い所のスリルと自然と共に働けるのがいいですね。
作業開始から3日後、最後の1本を伐採し伐採作業終了です。
- 【話:ROPEWORK K 近藤 享さん(35)】
神社があったので気を遣うところもありましたけど、社を傷つける事なく無事に終わったので一安心です。
- 【話:伐採依頼者 髙橋 秀量さん】
本当にありがたいと思っています。木が覆いかぶさっていたのがなくなったので、強風の時に心配する懸念が減少しました。神様も安心されただろうと思います。
この仕事の魅力は?
- 【話:ROPEWORK K 近藤 享さん(35)】
楽しいというのもありますし、誰にも出来なかった仕事が最後に回ってくるので、やりがいを感じます。
子供達にこの仕事がもっと認知されて日本でも1番2番ぐらいになる憧れの職業になればといいなと思っています。
お問い合わせ
ROPEWORK K
電話:090-7536-4339
HP:http://www.ropework-k.jp/
ツリークライミングの体験会
そのほかに、レクリエーションとしてのツリークライミングの体験会の様子もご紹介しました。
- 【話:南九州大学 環境園芸学部 技能職員 松島 大樹さん】
昔の木登りは体一つで登っていきますが、ツリークライミングはロープを使って登っていきます。
登るだけではなく、目線も高くなるため景色も楽しめます。
近年公園などでは木登り禁止だったりとか、子供達が自然とふれあえる場所がどんどん無くなっているので、ツアークライミングの体験会を通じて、自然に興味を持つ一歩になればいいかなと思っています。
お問い合わせ
ツリークライミング体験会
南九州大学 都城キャンパス
電話:0986-21-2111
番組へのご意見ご感想はこちらから