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2022年06月06日
専門家に聞く!歯と口の健康週間「予防と対策」(2022年06月04日放送)
6月4日から15日までは歯と口の健康に良い習慣の定着を目的にした歯と口の健康週間です。
普段から何気なく無意識にしていることが、実は歯や口に悪影響を与えているかもしれません。
今回は、この機会に家族揃って歯や口の健康について考えてみませんか?
話を聞いたのは、矯正・小児ひまわり歯科 柿崎 陽介 院長
1999年に矯正・小児ひまわり歯科を開業。日本矯正歯科学会認定医や宮崎予防歯科研究会顧問なども務めながら、多くの患者の歯の健康をサポートしています。
気をつけないといけないことは?
- 【話:柿崎 陽介 院長】
マスク生活で気にしていることが、口が開いているということです。お口ポカンと言われたりしますが、口が開いている子供が多く、いろいろな口トラブルが起こっています。また大人の方でも多く、認識していない人もいますので、口が開いていることでさまざまな口トラブルにつながっています。
あなたは、口呼吸になっていない?チェックリスト
チェックした数が多いほど口呼吸になっている可能性が高くなります。
口呼吸は具体的には、何がよくない?
口の周りの筋肉が弱くなるため、舌が前に出てしまう癖がつきます。
その結果、歯並びが前にずれて、前歯など噛み合わせが悪くなったり、虫歯や歯周病の原因になる。
歯や口の健康には口を閉じることが大事?
口を閉じることで、人が持つ本来の免疫機能などを高め維持することができるので大事です。
マスクの下で口が開いているのは危険な状態になります。
口臭に関する対策
歯茎に関する対策
- 【歯茎マッサージ】
歯と歯茎の境目を意識しながら、やさしく弧を描くように行います。歯茎の血流が良くなり、唾液の分泌を促します。
歯磨きに関する対策 1:子供が歯磨きを嫌がる
子供は口の中に物を入れられるのをこわがります。
子供さんの歯を磨くときに、上手にほめながら楽しい時間にしてあげましょう。
歯磨きに関する対策 2:子供の一人歯磨きを始める時期&仕上げ磨きは何歳まで?
歯磨きは遊びの一つとしてやってもらった方がいいと思います。
歯ブラシをうまく使えるのは、9・10歳という風に言われています。
日常生活が自分でできるようになっているからといって、細かい所まで出来るとは限りません。
また生え替わりもあって口の形などが複雑になっているため、仕上げ磨きは大事になります。
あいうべ体操
誰でもカンタンにできる口の体操で、口周りや舌の筋肉を鍛えることができます。
- あ:口を大きく開く
- い:思いっきり横に広げる
- う:唇をとがらせて前に突き出す
- べ:舌を前に出し、あご先に向かってのばす
ポイント
- 口を大きく動かし、それぞれ1秒キープすること
- 10回を1セット、1日に3セットを目安
- 【話:柿崎 陽介 院長】
人生100年時代を健康に生きることが大事で、その大きな部分の一つが食べることです。それを支える歯と口を大切にすることで、しっかり食べて健康な人生を送ってほしいと思います。そのためのチェックを歯科で行ってほしいです。
予防対策をしっかりとして、元気で健康な歯を守っていきましょう!
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