自然豊かな風景に新たな名所が融合し、多くの観光客が集まる県内有数の観光地、宮崎市 青島。
人々の努力によって再び活気が戻ってきました。
今回は、美しい景色を未来につなげるために青島中学校で取り組む「地域を学ぶ授業」に密着しました。

青島中学校では、毎年総合的な学習の時間に「地元の魅力」について学んでいます
今年の１年生のテーマは「青島の地域活性化について」

1960年 ～ 70年代の新婚旅行ブーム後、青島の観光客は減少。
2007年「青島地域活性化計画」を策定後、新たな施設の建設が進み再び観光客が戻って来ました。
しかし、人々の努力によって生まれ変わる前の青島を、生徒たちは知りません。

今回の学習の目的は、青島で働く人が地域活性化のためにどんな働きをしているのがインタビューすること。

• 【話：1年担当 森 菜摘 先生】
  どんな思いで青島のために働いているのかをまずは気づいて、今までの人たちがしてくれたことを未来につなげていくために自分たちに何ができるのか考えるきっかけにしてほしい

8月30日 インタビュー当日

渚の交番

2010年開設 1年中海を楽しんでもらうため、全国初・ライフセーバーが通年で常駐する施設

インタビューの相手はライフセーバー・プロサーファー・ヨガインストラクター、青島の海とともに仕事をする人たち。

【話：古谷 明功恩さん】
Q:青島で不便なことはなんですか？

【話：ライフセーバー 宮森 拓郎さん】
A：夏は沢山人が来てくれるけど冬になると人が減っちゃう。 青島は1年と通して素晴らしいところなのでみんなに知ってほしい。

【話：水谷 優芽さん】
Q：青島の活性化のためにしたいことはありますか？

【話：ヨガインストラクター 松原 美里さん】
A：青島のいいところは環境なので、環境を生かす活動をしていきたい

青島を知ろうと懸命に調査する生徒たちに大人たちは・・・

• 【話：ライフセーバー 宮森 拓郎さん】
  地域の方など青島を通してみんなが一つになって海を守ったり町を元気にしたいという気持ちがあるからこそ、ここまで活性化できたんだと思います。
  みんなで一緒になにか良いものを作っていけたらいいと思います。

生まれ育った青島の美しさが多くの人に支えられていることを学んだ1日となりました。

【話：福永 暖人さん】
青島のことを思ってやりがいを持っているところが、青島に住んでいる僕でも嬉しくなりました。

【話：宮地 祐生さん】
青島のいいところと海の良さをたくさん知れてよかった。

【話：新谷 真史さん】
海を綺麗にすることが大切だと思った。今後の青島の未来のためにやっていきたい。

【話：小川 桃子さん】
青島っていいところだなと観光客に思ってもらいたい。

今回生徒たちが学んだことは、文化祭でまとめて発表するということです。

大人たちが築きあげた思いは、郷土愛を育むことで若い世代へと受け継がれていきます。