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2022年10月17日
フェリーろっこう就航(2022年10月15日放送)
今年4月に就航した「フェリーたかちほ」に次ぐ2隻目の新船「フェリーろっこう」。
宮崎と神戸をおよそ13時間で結びます。
船旅の目的地は、諸外国との交易の場として栄えてきた港町「神戸」。
食文化や街並みなど異国情緒あふれる街です。その街並みをイメージした船内はシックな色合いで統一。
神戸のイメージカラーで作られた神戸タータンや、洋館の窓を思わせる装飾など神戸らしさが散りばめられています 。
初めての航海は神戸港から出航しました。
- 【話:秦萌アナウンサー】
神戸の街並みは宝石を散りばめたように綺麗で、 船の上からしか見られない贅沢な景色です。
六甲山を背景に東西に広がる神戸の街並みが乗客を見送ります
お祝いムードの船内に、バルーン芸人も登場!!
午前8時40分頃 宮崎港に入港。
船旅を終えた乗客は・・・
フェリーろっこうは、宮崎カーフェリーの課題を解決するべく大きく変わりました。
課題【1】
神戸初の旅客数は年間8万人前後(宮崎発と比べると伸び悩んでいた)だったのが・・
船を大型化し個室を216室に増やしたことで関西からのツアー客が増加。(阪急交通社によるとコロナ前のおよそ1.3倍の申し込みが殺到)
課題【2】
宮崎発のトラックの積み残し(乗りたくても乗れないトラック)
2018年度は年間6080台もあり、特に5月は1カ月間で800台以上が乗れない状況(農産物の出荷が増える11月~5月にトラックを載せ切ることが課題)だったのが・・・
乗せられるトラックの数を大幅に増やし、農産物を低温状態で運ぶための電源もおよそ1.3倍に。さらにこれまで無かったドライバーさんの部屋が全室個室になりました。
物流の強化は、隣県のフェリーに比べても進み、トラックの台数ドライバーの個室共に、宮崎が圧倒的に多くなりました。
これからは隣県からの利用も増えることが期待されます
さらに、県民みんなで盛り上げていこうという動きもあります。
災害の影響を受けた宮崎市 内海 野島神社で、新船が描かれた「切り絵の御朱印」を限定500枚で授与しています。
宮崎らしいワシントニアパームと神戸の港が描かれています。
これから観光と物流の両面での活躍が期待される「フェリーろっこう」。
県民一人一人が応援していきましょう!!