原油高や世界情勢円安の影響などを受けて、今年一年間で値上がりした品目は, なんと累計20,743品目。

年明けには更に2,000品目を超える値上げも予想されています。
ということで今回は、節約アドバイザーの丸山晴美さんに節約について教えていただきました。

年末の節約について

• 【話：節約アドバイザー 丸山 晴美さん】
  1年で一番お金が動く時期。忙しくてつい時間をお金で買ってしまいがちです。また今年は色々なものが値上がりしているので、去年と同じように使っていては、予算がなくなってしまう。ここでいかに財布の紐を締められるかで正月明けお財布の状態が大きく変わる大事な時期とも言えるんです。

具体的な対策

【1】イベントを書き出し、優先順位をつける

どんなイベントにどれだけの予算をかけるのか全体像を把握することが大事。
全部書き出したら優先順位をつけてそれぞれに予算配分を考えていきましょう。
上位になればなるほどしっかりと予算を考え、下に行けば行くほど本当に必要なのかどうか考え直すことができます。

【2】寒い時期の節電の方法

湿度を40％から60％に保つことがおすすめ！！

湿度が上がると体感温度も上がるので、暖房の設定温度を上げなくても暖かく感じることができます。
加湿器以外にも、洗濯物を干したりリビングで鍋料理をするのもオススメです。
ちなみに丸山さんは、お風呂上がりに浴室のドアを開放してお風呂の湿気を取り入れているそうです。（カビや結露ができないように湿度計で40～60％に保つと良い）
また、家族皆で同じ部屋で過ごす「ウォームシェア」もおすすめ。
オススメアイテムは「こたつ」です。家族団らんにもいいですよね！

スーパーでの買い物 節約法

【1】まとめ買いは3日に1回

まとめ買いするのは意外とスキルが必要。
作り置きや小分け冷凍、消費期限を考えながら献立を組み立てることが必要なので、例えば急な外食などが入ると食材をしっかり使い切れないこともあります。
かと言って、ちょこちょこ買いもつい余計な物を買いすぎてしまいますので、おすすめは３日に一回のまとめ買いがオススメです。

【2】買う物はあらかじめメモを

セール品は安いですが、ついつい買いすぎてしまいます。
節約を意識すると「お得ハンター」になりがち。
余計なものまで買わないように予算をあらかじめ決めたり、買うものをメモしておくことが大切です。
買い忘れを防ぐ効果もあるので是非メモを持って買い物に行きましょう。

【3】プライベートブランドも選択肢に

プライベートブランドは、生産コスト（パッケージにかかる費用や宣伝広告費）を下げるために様々な工夫をしています。 
大手メーカーにこだわりがなければプライベートブランドを使うのもオススメです。 

【4】スーパーに行く前に予算を決める

セールで安くなっていても、ついつい予算オーバーになりがち。
予算の中でやりくりするには必要なものを買って、予算が余ったら嗜好品などを買うようにする。
「（誰か食べる）かもしれない」など「かもしれない買い」は無駄買いのもとなので、本当に必要かどうかカゴの中身をチェックしてから会計をするようにすると良いでしょう。

• 【話：節約アドバイザー 丸山 晴美さん】
  節約は、「ランクダウン」ではなく「ランクアップ」、かけるところと押さえるところをメリハリをつけて、節約をゲーム感覚で家族仲良く楽しんでみてください！！