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2022年02月14日
プログラミング教育(2022年2月12日 放送)
今回は新たな教育として注目されているプログラミング教育についてお伝えします。
プログラミング教育
急速に変化する社会に対応するため情報活用能力を身につける教育。
小・中・高と必修化されていて、2025年には大学入学共通テストの「情報」という科目で追加される。
プログラミング的思考
この教育の1番の目的は「プログラミング的思考(論理的思考)」を身につける為です。
1つの課題に対して
- 必要な動きを分けて考える
- 動きに対した命令(記号)にする
- 組み合わせる
これを繰り返すことで課題を解決へと導く
県はこれからの教育の鍵となる、プログラミングのスキルを身につけ、デジタル人材を増やしていきたいという思いから新たな取り組みを始めました。
みやざきITプログラミングクラブ
2021年9月、プログラミングの新たな学びの場が開講しました。
それが「みやざきITプログラミングクラブ」です。
デジタル化社会で活躍できる人材を育てようと県が今年度始めて創設しました。
クラブには県内約250人の中から書類・面談で県内の中高生30人が選ばれました。
現役のプログラマーからオンライン講座を受け、およそ5カ月間でオリジナルゲームの制作を行います。
部員の一人、綾中学校1年生の原田葵さん。
オンライン授業を通して基本的なプログラミングの仕組みなどを学んできました。
- 【綾中学校1年:原田 葵さん】
プログラミングの中身を入力していくのが大変だなと実感しました。
動き1つ1つに指令が必要で、少しでも間違えると動かないこともあり、試行錯誤を繰り返す、根気のいる作業です。
ゲームが大好きだという原田さんが今回初めてプログラミングに挑戦したのはある思いがあったからでした。
小学校の頃、活発な学校生活を送っていた原田さんでしたが、5年生になると平熱が38度を超える原因不明の症状が出始めました。
何度病院で検査しても原因がわからず、現在は学校には通わず主に自宅学習を続けています。
- 【綾中学校1年:原田 葵さん】
なんで自分がこんなことにならないといけないだろうか。やりたいこともいっぱいあるのに・・・
そんなことを思っていました。
- 【母:原田 真貴子さん】
ジレンマというか学校に行かせてあげたいというのが一番の思いです。
しかしコロナ禍ということもあって、学校から熱が高いと受け入れを断られます。
自宅でも打ち込めること身につけたいと、今回オンラインでできるプログラミングへの参加を決めました。
オンラインでは画面共有機能を使い、場所が離れていても詳しい指導が受けられます。
- 【話:現役プログラマー 山下 尚晃さん】
今の時代のメリットを感じます。子供の時にゲームを作りたいと思っても教えてもらえなかったので、ゲーム作りを知りたいという子が出てきて、それを教えられるというのはすごく嬉しいです。
このクラブで新しい友達もできたという原田さん。
プログラミングを通して学びだけでなく、ともだちとの交流や新たなやりがいへとつながっています。
- 【綾中学校1年:原田 葵さん】
いろんな人に笑顔になってもらいたいなと思っています。すごく楽しいです。 - 【母:原田 真貴子さん】
学校に行けない分、別の勉強をさせてもらえているのはありがたいと思っています。
今後の自信につながってほしいです。
発言や何かを動かす力になることを学んでほしいです。
みやざきITプログラミングクラブ オリジナルプログラム コンテスト
2月27日(日) 13:30 ~
UMK公式You TubeでLIVE配信
これからの選択肢も広がっていくプログラミング。
これからの未来を作る学生に期待をしましょう。