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2023年02月27日
上南方小中学校に受け継がれる「竹馬大会」(2023年02月25日放送)
山あいに田園風景が広がる延岡市 細見町。
地域の子どもたちが通う延岡市立上南方小中学校で40年以上続く「竹馬大会」を取材しました。
~ 1月4日 ~
自宅の庭で、慣れない手つきでノコギリを持つ竹中建貴くん(小1)。
父親の竹中章紘さんと一緒に大会で使う竹馬を作っています。
~ 3学期 初日 ~
3学期の目標は?
- 【上南方小中学校 柳田 英人校長】
歴史を紐解くと、40年以上の歴史があるようです。
目的としては、子供たちの体力の向上、お互いを応援するということ、それと歴史がありますのでその伝統を守っていこうという、この三つの狙いがあると思います。
~1月16日 竹馬練習スタート~
大会までの月曜日と木曜日の2・3時間目の業間に、全児童で練習する「竹馬タイム」が設けられ、約20分間練習。
低学年の子供達はまだまだ竹馬初心者が多く、うまく乗れない子には上級生がついて手助けをしてくれます。
上級生が下級生を手助けするのも伝統だそうです。
教えるのはどうですか?
- 【話:甲斐伶佳さん(小5)】
むずかしいけど、教える側もちょっと楽しいです!!
~竹馬大会 3連覇を狙う優勝候補!!~
延岡市 岡元町では、今回3連覇を狙う優勝候補 森本莉生さんが練習していました。
■3連覇を狙う、森本 莉生さん(小6)
小学2年生の時に低学年の部で優勝。
4年生・5年生でも連続優勝していて、最後の大会となる今年は3連覇がかかっています。
しかし練習中に竹馬が壊れてしまい、父親の森本記生さんが急遽修理します。
- 【話:父 森本記生さん】
折れたと聞いて、竹を取りに行きました。毎年1~2回は作り替えています。
ともに上南方小学校の卒業生という森本さんご夫婦も交えて、家族みんなで竹馬の練習を楽しんでいます。
- 【話:母 森本結貴さん】
自分たちの母校に通ってくれるって言うのが一番嬉しかったですし、それに竹馬大会も続いていて娘も楽しみながら練習もして大会にも出てくれるのでそれは良かったなと思います。
~ 2月3日 竹馬大会当日 ~
※1人で完走できない児童は上級生が補助します。
★1年生「かめさんレース」
父親が見守る中、スタート地点に立つ竹中建貴くん(小1)。
休みの日も学校に来て一生懸命練習をしていたそうです。
いよいよレースがスタート!!順調な走りを見せる建貴くん。
見事、一度も落ちずにゴールまで完走した建貴くん。
「楽しかった」と話す建貴くんをお父さんも拍手で讃えました。
★6年生女子「うさぎさんレース」
両親が見守るなか、3連覇を狙う森本莉生さん(小6)のレースがスタート。
結果は、圧倒的なスピードでぶっちぎりの1位!!
「いい思い出が作れた」と話す莉生さん。お母さんと抱き合い、思わず涙がこぼれます。
- 【話:母 森本 結貴さん】
ほっとしました。(涙は)よっぽど嬉しかったんだと思います。(3連覇に向けて)今日まで一生懸命頑張ってきたので・・
- 【上南方小中学校 柳田 英人校長】
おじいちゃんばあちゃん、あるいはお父さんお母さんと一緒にこの竹馬を作ることから始まり、子供達が一生懸命練習してきて今日の本番に臨んで一生懸命その力を発揮してくれたことに満足しております。是非今後も続けて本校の伝統行事として受け継いでいていけるようにしていきたいと思っております。
親子や仲間のあたたかい絆が深まる竹馬の輪。
これからも長く続いて欲しいですね。
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