番組表
特集
2023年07月03日
建設業界で働く女性「けんせつ小町」(2023年07月01日放送)
「けんせつ小町」とは、日本建設業連合会によって2014年に名付けられた「建設業で働く全ての女性」のことを指す愛称。
女性が働きやすい職場作りを目指そうということで定められました。
建設業界はその仕事内容などからまだまだ男性が多い職場。
全国の主な職業別の女性の割合では、建設業は17.7パーセントと圧倒的に女性が少なく、県内でも建設業の女性従事者は16.6パーセント。
中でも技術者・技能者は2パーセントと少ない現状となっています。
建設業界で輝く2人の女性
田中 さやさん(25歳)
美郷町の建設会社「北部産業開発」入社2年目
美郷町出身。以前は造園関係の仕事でしたが県立農業大学校時代に取得した重機の免許を活かせること、友人の誘いもあったことなどから地元に戻り建設業界へ足を踏み入れました。
仕事内容は現場の施工管理補佐。(重機の操縦や測量の補佐など)
担い手不足も深刻な建設業界で田中さんは貴重な若手人材です。
山間部の作業では災害復旧の現場が多く、仮設トイレや着替える場所がない場合も、田中さんを気遣ってくれることが多いと話します。
また、若い女性が入ることによって現場が明るくなり、社内で新しい考え方を取り入れるようになりました。
増田 菜摘さん(29歳)
宮崎市の建設会社「岡崎組」に勤める、現在小学3年生と3歳の子供を育てるお母さん。
毎朝子供達を見送った後に出社するため、始業時間に間に合わないこともありますが、自分に合った働き方でいいという会社の理解があるそうです。
仕事内容は建設ディレクター
主に書類の作成・整理、掲示物の作成など現場のサポートで、比較的新しい職種。
現場技術者は日中現場の仕事をした後に書類業務を行わなければならず、長時間労働の原因の一つとなっていました。
岡崎組では建設ディレクターが書類業務を担い、現場の負担を減らしています。
増田さんが書類業務を担うことで、現場の作業効率も上がったといいます。
それぞれの役割を見出しなら建設業界で奮闘する「けんせつ小町」は、今日も現場で輝いています。
■建設産業魅力発信サイト「ビルミヤ(Build Miyazaki)」
HP:https://build-miyazaki.jp/