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2024年08月26日

子供の課金トラブルに注意(2024年08月24日放送)

県内でも、親が知らない間に子どもが多額の課金をしてしまうというトラブルが相次いでいます。
今回はトラブルの実態と、背景にある「ゲーム依存症」について取材しました。

子どものスマホの使い方を管理している保護者も多い一方で、昨年度、県消費生活センターには子どものオンラインゲームへの課金に関する相談が29件寄せられました。
およそ8割が15歳以下の小中学生で、課金額の平均は1件あたりおよそ20万円。最高額は190万円にのぼります。

01 課金トラブル

  • 【県消費生活センター啓発担当 石橋麻衣子さん】
    ゲームの課金をする時にクレジットカードの暗証番号を入れたりする画面があるんですが、親のクレジットカードの番号を勝手に見て暗証番号を何かの時に覚えていて、子どもが自分で暗証番号を入れてクレジットカードで課金をするという事例もあります。

法律上、未成年者が保護者の同意なしに契約を結んだ場合、取り消すことができますが、親のスマホやアカウントを使っている場合は子どもが利用したという証明が難しく、お金が戻ってくることはほとんどないということです。

石橋さんは、「スマホを使わせる場合は、保護者のアカウントをログアウトした状態で子どもに渡すようにする。アカウントにはクレジット情報も登録されているので、ログインした状態で子供に渡すと、お財布をそのまま子どもに渡しているという危険な状態になりますので注意してください。」と話します。

宮崎市在住のAさんの場合

当時高校生だった息子が家の金庫から許可なく現金を持ち出し、プリペイド式のカードを購入しオンラインゲームに課金していました。
携帯ゲームで課金することによって装備が強くできたりランクアップするため、10万円ほど使用。

ゲームの他にもスマホのデータ通信量を親の許可なしに勝手に変更していたこともあったということです。
スマホを与える上で使用時間などルールは決めていましたが、実際は1日中使用することもあったそうです。
Aさんは「どうやってもやっぱり喧嘩にもなりますしむずかしい」と話します。

WHOによるゲーム依存症の診断基準

02 ゲーム依存症診断基準

これらに当てはまる状態が1年以上続く場合は、ゲーム依存症として治療する必要があります。
昼夜逆転したり家族への言葉遣いが悪くなったりすると依存症の疑いがあるということです。

03 糸数智美院長

  • 【どんぐり子ども診療所 糸数智美院長】
    悪いってわかっててもやめられない。自分で自分のゲームの時間とか頻度とかコントロールができない。お金も結局親のカードを使ってしまう。そこまで行くと依存になっている。子供の場合は1年間待たなくても、たとえこれがに3カ月であっても同じような状況が出てきた場合には、依存症だというふうに見ていった方がいい。

依存症にならないためには、スマホの用途や時間を制限する必要がありますが、糸数院長は、ルールは親子で納得する形で設定することが大切だと話します。

  • 【どんぐり子ども診療所 糸数智美院長】
    なぜ心配してるのか、なぜ大人がやめろとか減らせって言ってるのかっていう、そこを伝えることがまず先決。ルール作りは、ただ禁止したり命令で大人の意図を押し付けるような感じだと絶対うまくいかない。
子供にルールを守らせる上で親の行動も重要
  • 【どんぐり子ども診療所 糸数智美院長】
    親がネットをずっと見ているような家庭だと必然的に子供も見てしまう。子供にばかり押し付けるんじゃなくて親が生活を改め、親が見本になることはルール作りの時には絶対に忘れて欲しくないところ。
ルールを作るときに大切なこと

04 ルール作り

  • ルールは子供と一緒に作る
  • 守れないルールでは意味がないので、ハードルは低めに設定する
  • ルールを紙に残すということも効果的

また県消費生活センターによりますと子供がお金がかかるとは知らずに課金してしまうというケースも多いといいます。

スマホを与えるうえでの注意点

05 注意点

  • クレジット情報などが残された親のアカウントを引き継がずに子供専用のアカウントを作る
  • ペアレンタルコントロールというスマホの機能を使って利用時間やアプリのダウンロードを制限する
  • 決済情報や利用明細もこまめに確認する

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