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特集
2021年07月26日
2027年国民スポーツ大会を目指す 野崎漬物フーディーズ(2021年07月24日放送)
宮崎に女子硬式ソフトボールチームが誕生しました。その名も「野崎漬物フーディーズ」。
2020年8月。
- 【話:野崎漬物株式会社 野崎 偉世 常務】
2027年の国民スポーツ大会(宮崎県開催)に向けて子供達が夢を描けるようにしていきたいと思っています。
2020年9月26日 野崎漬物フーディーズ第1回セレクション
県内高校の女子ソフトボール部に所属していた高校生4人がエントリー。
〈走る・投げる・守る〉それぞれについてスキルテストが行われた。
野崎漬物ではセレクションで合格した選手をそのまま正社員としても雇い、アスリートとしてまた社会人として育成していきたいと考えています。
そのためチーム作りを3年で計画。
3年間で15人を採用し2027年の国民スポーツ大会(宮崎開催)を目指します。
- 【話:野崎漬物株式会社 野崎 偉世 常務】
国体に向けて長年、女子のチームがないということで、ソフトボール協会から協力していただけるとありがたいと要請があり、結成することにしました。
- 【話:宮崎県ソフトボール協会 押川 尚生 会長】
昭和54年開催の宮崎県国体以来、女子硬式ソフトボールチームは県内になかったため、国体にむけての練習する場もなくなっていました。「野崎漬物フーディーズ」さんがチームを作っていただいたということで、練習する場もでき協会としてもありがたいことだと思っています。
チームを率いるのは日本女子ソフトボール1部リーグで活躍し、国際大会にも出場経験のある、堀内祐規子監督。
- 【話:堀内 祐規子 監督】
小柄な選手ばかりだと思っていましたが、パワーがあって動きも機敏なので、良い選手だと思いました。
フーディーズのセレクションを受けた高校生の1人、川野未来実さん。
彼女は今回のセレクションに特別な思いを持って臨みました。女子ソフトボールの強豪、都城東高等学校に通う未来実さんは中学校の時からソフトボールを始め高校ではチームメイトとともに全国制覇の夢に向かって日々厳しい練習に取り組んでいました。
ところが去年、新型コロナの影響で高校総体が中止に。
6年間続けてきたソフトボールの集大成となる大会がなくなり高校卒業を区切りにソフトボールをやめようと考えていたのです。
そんな未来実さんに新しい道を示してくれたのが、都城東高校女子ソフトボールを指導してきてくれた「花田千佳」先生でした。
- 【話:都城東高校女子ソフトボール部前監督 花田 千佳 先生】
宮崎県には今まで硬式の女子ソフトボールチームがなかったので、続けたい選手は県外に行かなくてはなりませんでした。今回、フーディーズさんがスタートするということで非常に期待しています。
また、未来実さんは後輩にも良い見本になれる選手なので期待を込めて送り出したいです。
先日、全日本総合女子ソフトボール選手権大会 九州地区予選が行われました。
フーディーズ初戦の相手は、福岡県代表 takagi 北九州 Water Wave。
今大会の優勝候補です。結果は、8 - 0 のコールド負けとなりました。
- 【話:堀内 祐規子 監督】
宮崎県内の学生達を取り込みながら、一緒に成長していきたいと思います。
中学生・高校生がいずれフーディーズに入って実業団チームと対等に戦えると嬉しく思います。
夢の第一歩を走りだしたばかりの野崎漬物フーディーズ。
6年後、宮崎県で開催される国民スポーツ大会に向け、挑戦は続きます。