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特集
2020年02月24日
2月22日は猫の日 幸せを呼ぶ招き猫!?貸本屋の看板猫(2020年02月22日放送)
2001年からオープンした貸本「輝らら」の店内はなつかしの本から、人気漫画の最新まで数万冊の本がずらり並んでいます。
オーナーの吉谷千鶴子さんがおよそ20年にわたりこの店を営んできました。
実はこの店にはちょっと変わった従業員がいます。
それが、癒し系ボスのチビ・おてんば営業部長のココア・元気系ビビリ屋のピュアの3匹の猫です。
3匹の猫の仕事はおしゃれな服に身をまといお店をPRすることです。
このお店にはいろいろなお客さんが通っています。
猫たちの衣装はすべて常連さんの手づくりです。
それぞれの楽しみ方を持ちながらここ「輝らら」に通う常連さんたちは、この猫ちゃんたちを看板猫だと話します。
貸本「輝らら」と、猫との出会いは2005年秋でした。
ある日の大雨の中、一人の中学生が輝ららを訪ねてきました。
「1匹だけ、どうしても貰い手が見つからんくて、預かってくれんやろか?」
お客様商売だから動物はちょっと・・・
と断るも、泣きじゃくる中学生を前に断ることができずに、飼い主を一緒に探すことを条件に預かりました。
結局引き取り手が見つからず、輝ららで飼う事になりました。
それが初代看板猫「トム」。
トムとの出会いをきっかけにお客様から猫が持ち込まれたり、猫が子猫を連れて来るようになり客足が少しずつ増え、お客さんとの会話も増えていきました。
その後、輝ららの猫は新聞やTVで紹介され猫の恩返しだと話題になりました。
店内にはお客様から贈られた猫のイラストや写真が沢山あり、猫たちがお客さんから愛されていることがよくわかります。
もともとは捨て猫だった3匹の猫たち。
今では多くの人を虜にする「招き猫」となりました。
猫がいなかったらとっくにお店は閉めていた・・・という、店長の吉谷さんは
「猫に癒されたり、励まされるとお客さんを見て、この子たちあってのうちの店だと思います。」と話します。
ぜひ皆さんも3匹の看板猫に会いに行き、癒されつつ、お気に入りの本を探してみてはいかがでしょうか?
■お問い合わせ
貸本 輝らら
宮崎市昭和町20
TEL:0985-29-0922
営業時間 14:00 ~ 21:00
不定休