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特集
2020年04月13日
熊本地震から4年 防災について(2020年4月11日放送)
2016年4月14日 午後9時26分、熊本県で震度7の地震が発生。
更にその28時間後の2016年4月16日 午前1時25分、再び震度7の地震が熊本を襲いました。
その後も強い揺れが立て続けに発生し、甚大な被害となった。
南海トラフ巨大地震
宮崎県で最も警戒が必要な災害といえば「南海トラフ巨大地震」地震のクラスは最大でM9クラスと言われています。
南海トラフでは100年から200年に1度、M8を超える巨大地震が発生していて今後30年以内の発生確率は70~80パーセントと非常に高い確率です。
予想される地震の規模は、沿岸部では震度7、内陸部でも震度6の強い揺れが想定されています。
津波は沿岸部で最大10~17メートルの予測となっています。
津波到着時間は最短14分だと言われています。
大きな揺れの中安全を確保する事、そしていち早く垂直避難、高いところへ安全に避難することが大事です。
県では平成25年に人的被害や建物被害を予想した被害想定を発表していますが、先月その見直しがありました。何が変わったのか、専門家に聞きました。
県防災会議地震専門部会の委員を務める宮崎大学工学部の村上啓介教授
宮崎県では南海トラフ巨大地震に対してどのくらいの被害が出るかを予測して地域防災対策に活かすため、今回新たに南海トラフ巨大地震に対する被害想定の見直しを行いました。
その結果、住宅の耐震化率の上昇・津波避難施設の整備、そして県民の津波避難に対する意識が向上した事により被害想定は減少しました。
被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40
東日本大震災を経験したママの防災アイディア本を紹介します。
「被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40」
この本は宮城県のイラストレーター アベナオミさんが平成11年に起こった東日本大震災の被害体験をもとに執筆した防災の本です。
災害が起きる前の今だからできることを改めて、学んでいきたいと思います。
- 地震発生時の対応をシミレーションしておくこと
どう動くのか、どこに避難するのか。家族で話し合いをしておきましょう。 - シェルターとして使える部屋をつくる
家具など、あまり物を置かない部屋をつくることで、安心できる空間を作っておきましょう。 - 災害時に役に立ったもの
バケツ・・・生活水の再利用に活躍
カセットコンロ・・・電気、ガスがきていなくても調理することができる
キッチンバサミ・ピーラー・・・断水時、少量の水で洗えて節水もできる
サランラップ・アルミホイル・・・・お皿やフライパンに敷けば洗う必要なし
現金・・・停電時はクレジットカードや電子マネーは使うことができないため
このように、自分の持っているものでできる防災はたくさんあります。
防災のことについて家族と話し合うことをしてみてはいかがでしょうか??
「防災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40」のお求めは・・・
学研出版サイト https://hon.gakken.jp/ で、購入することができます。