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2021年06月21日
68歳からの挑戦 地域を支える福祉タクシー(2021年6月19日放送)
高齢者や障がい者の足となり、病院への送迎や買い物に同行する福祉タクシー。
今回は都城市高崎地区で福祉タクシーを営業している「坂元 義三さん」をご紹介しました。
坂元さんは20代で都城市のタクシー会社に入社し、46年間勤務。
優良ドライバーとして宮崎県でただ一人表彰を受けたことがあります。
そんな坂元さんはお世話になった会社を去年2月に退社し、その半年後に坂元福祉タクシーを立ち上げました。
- 【話:坂元 義三さん】
普通のタクシーは乗降の手助けのみですが、福祉タクシーはベッドから介護ができるため、一人暮らしの高齢者が増えていく中で今までお世話になった高齢者の方に貢献できたらいいなと思いました。
私の名前が、坂元義三(よしぞう)なので、ぞうさんをトレードマークにしました。
小さい子供からも「ぞうさんだー!」って言われています。
都城市高崎地区はこの10年で人口が2,000人減少し、65歳以上の人口を表す高齢化率は現在約44%になっています。
移動が困難な高齢者の力になりたいと坂元さんは介護ヘルパーの資格を取得し、地区で唯一となる福祉タクシーを立ち上げました。
福祉タクシーを利用できるのは、運転免許証返納後の高齢者や障がい者手帳を持つ人、要介護・要支援介護認定を受けている人などに限られます。
ただし、健常者であっても消防署からの要請を受けて、事故現場から怪我人を搬送することもあります。
要望があれば、病院内での院内介助や診察に立ち会い、その内容を家族や施設の人に報告することもあります。
また、買い物代行や薬の受け取り、電球の交換など福祉タクシーの仕事は多岐に渡ります。
生活支援サービス料金
基本料金・・・30分まで1,000円(以降30分ごとに500円)
- 【話:坂元 義三さん】
「車いすで運んでくれたから助かった」その言葉が一番嬉しいですね。
「10年くらい前に始めてくれたら良かった」と言う人もいます。ありがたい言葉だと思っています。
優しく気持ちよくお年寄りに接していきたいです。
困っている人の救いの足であるために、坂元さんは今日も笑顔でタクシーを走らせます。
お問い合わせ
坂元福祉タクシー
電話:0986-62-2562(主な営業地域は都城・北諸地区)
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