NOW ON AIR !

番組表
HOME 番組紹介 U-doki ヒューマン NO.60 ひなた在宅クリニック山王 院長 田代和馬さん(宮崎市出身)(2022年10月01日放送)
U-doki
U-doki:
ヒューマン
番組TOPに戻る

2022年10月03日

NO.60 ひなた在宅クリニック山王 院長 田代和馬さん(宮崎市出身)(2022年10月01日放送)

今回ご紹介するのは、ひなた在宅クリニック山王 院長 田代 和馬さんです。

01 田代 和馬さん

田代医師は、マンションや民家が密集する東京都大田区で、末期がん患者や自宅で療養を行う高齢者を対象とした在宅医療を行っています。

東京都 大田区  築45年のマンション 

一週間食事も取らず眠り続ける94歳の母親の姿を見守る60代後半の姉妹が住む部屋。

02 娘さん 60代

  • 【話:娘 60代】
    自宅での看取りが初めてで、これからどういう段階を踏んで行くか全くわからないので・・・
    今どの段階にあるんだろうとか知らないから・・・
  • 【話:ひなた在宅クリニック山王 田代 和馬 院長】
    そうだよね。もうこのまま寝た状態で呼吸が少しずつ穏やかになっていくから、お母さんは絶対苦しむことはないと思う。
    「夜中に電話してごめん」と言われるけど、気にしなくていいから、それがやりたくてこの仕事してるから・・・。

田代医師は、2019年4月 ひなた在宅クリニック山王 開業(訪問診療専門のクリニッック)

03 ひなた在宅クリニック山王 1
04 ひなた在宅クリニック山王 2

田代さんの想いに賛同した医師 約30人、看護師8人、ドライバー5人、事務スタッフで、現在約500人の患者さんを24時間体制で診療しています。

  • 【話:同僚 内田 寿斗 医師】
    「患者さんとご家族の気持ちや希望に寄り添いながら、よりベターな治療をしていこうという考えをお持ちです。在宅医療にすごく大事な考え持っていると思います。」

医師を心ざすきっかけは、小学校2年生の時に好意を寄せていた女の子が「看護婦さんになりたい」と言っていたこと。

05 小学校時代の田代 和馬さん

その後、高校生の時に心臓外科医が主人公のフジテレビの医療ドラマ「医龍」を観て、医者への憧れがより強くなったそうです。

2008年 宮崎大学 医学部 入学

06 大学時代の田代 和馬さん

大学3年生の時の講義で、現宮崎市長 清山 知憲 氏(当時医師4年目)が講師として登壇
当時、"宮崎大学の研修医はモチベーションが高くない"という話をされたそうです。

07 田代 和馬さん

そのことがキッカケで、清山医師(当時)が研修に行ったという沖縄県立中部病院で田代医師も研修医として経験を積みます。

そこで学んだのは、どんな小さな診療依頼でも"受け入れを断らない"スタイル
研修医1年目で2200人を診療し、自分の実力がついていくのを肌で感じながら、過酷ながらも充実した研修医時代を過ごします。

08 沖縄県立中部病院時代

今でも職員たちには「頭で考える前に、まずはやってみたら!」と話す田代医師

肝機能が低下し体調が不安定な88歳の女性の訪問診療

母親の病状を心配する息子さんにこれからの向き合い方について説明をする田代医師の姿がありました。
家族に、人生最後の瞬間に現れる症状・変化を説明します。

09 田代 和馬さん

  • 【話:ひなた在宅クリニック山王 田代 和馬 院長】
    一番やりたくないのは"無理をさせること"。ストレスは免疫を下げてしまう。
    食べなくなったら、無理に食べさせるのではなく、周りがそれを受け止めてあげることが大切。

10 田代 和馬さん

  • 【話:ひなた在宅クリニック山王 田代 和馬 院長】
    「枯れるように 土に還る(自然に還る)」ように寿命を迎える。僕たちはこれを"老衰"と呼んでいます。
    (患者家族が)すごく頑張っているのが気になっていて・・・。頑張るのは僕たちの仕事。
    不安になると思うので、いつでも電話して。僕たちが不安を安心に変えていくから。

11 田代 和馬さん

患者家族が本当に理解してくれるまで時間をかけて丁寧に、相手の顔色・声色を感じながら話すということを一番大切にしているという田代医師。
掲げる理念は "断らない なんでもやる 丁寧に対応する"
正しい医療で対応することで安心を積み重ねる診療をやっていきたい

患者に寄り添う田代医師の在宅医療のやり方に共感するスタッフが集まってきていると言います。

次回は、田代医師を支えてきた家族、そして今後の訪問診療への想いについてご紹介します。

情報募集中!

エンタメ情報募集中!

U-doki公式facebook U-doki公式Instagram
番組へのご意見ご感想はこちらから

Top