有名産地の陶磁器を集めた全国陶器まつりが宮崎市で行われています。

全国陶器まつりは、有名産地の作品を直に手に取ってもらおうと、毎年開かれていて、会場には、信楽焼・伊万里焼・美濃焼など、全国12の産地の陶磁器約20万点が並んでいます。

300円から500円のお手頃価格の品もあり、訪れた人たちは器を手にとって品定めをし、買い求めていました。

（全国陶器祭り振興会　若林義治代表）
「最近は軽くて丈夫な器が非常に好まれています。変わった形のお皿やどんぶり。洋食・和食・中華問わず、いろいろな使いまわしができる」

実用品だけでなく美術品も並んでいます。

有田焼の大皿に描かれた「赤富士」。妖艶なグラデーションが特徴です。

こちらは、「波佐見焼の異端児」を自称する双子の陶芸アーティストの「龍」を表現した作品。「龍」のためにつくった薄紫や瑠璃色、ブルーグレーといった珍しい色を器にも生かして、「ロイヤル波佐見焼」として展開しています。

全国陶器まつりは1月19日まで宮崎神宮東神苑で開かれています。