旅立ちの春です。全国に6つの拠点がある私立の通信制高校で卒業式が行われ、3年前に開校した宮崎学習センターの一期生が卒業しました。

勇志国際高校は、熊本県や千葉県などに拠点を構える私立の通信制高校で、3年前に宮崎学習センターが開校しました。

5日は、宮崎と県外の会場などをオンラインでつないで卒業式が行われ、宮崎学習センターの一期生150人が出席。生徒を代表して普通科ネット生の廣瀬大輔さんが答辞を述べました。

（廣瀬大輔さん）
「これから私たちが巣立っていく社会は、今までの人類の経験値だけでは予想しがたいものとなっていくでしょう。そんな時代であるからこそ、決してネガティブな思考に陥らず自分の夢に向かって走り続けていきたいとおもいます」

（船津咲良さん）
「動物の専門学校に行くので、次の学校で夢や目標を持ってがんばりたい」

この高校は、生徒のニーズに合わせてオンラインか通学、授業の内容などを選択することができます。

引きこもりだったというこちらの卒業生は、高校生活を「人として成長できた3年間」と振り返ります。

（南弦希さん）
「先生方が自分が活躍できる輝ける場所をくれたから今の自分がある。和太鼓のプロチームを目指しているので、それに向かって一生懸命がんばる」

勇志国際高校宮崎学習センターの卒業生のおよそ7割は大学や専門学校に進学。
このほかは、県内企業に就職するなどそれぞれの道を歩み始めます。