いつまでもふるさとを忘れないでほしいという思いを込めた手作りの「押し花しおり」が、この春、宮崎県日南市の中学校を卒業する生徒たちにプレゼントされました。

日南市・北郷小中学校の9年生30人に、手作りの「押し花しおり」をプレゼントしたのは、子育て支援などの活動をしている日南地区更生保護女性会です。

会員約10人が1年かけて作った「しおり」は、日南市に育つ野草の押し花で彩られ、大切にして欲しい言葉がしたためられています。この活動は25年目で、今年は市内全ての中学校の卒業生およそ430人に贈られます。

（卒業を控えた生徒）
「日南の花を使って作られているのでうれしいです。読書をする機会が増えたのでたくさん使っていきたいです。」
「日南市を将来離れてからも、このしおりを見て今回もらったことを思い出していきたいと思います。」

（日南地区更生保護女性会　山平志保子会長）
「困ったときには必ず誰かが守ってくれる、自分で悩まないでとにかく頼ってほしいそういう成長をしてほしいです。」

生徒たちは、心のこもった手づくりの「押し花しおり」を胸に、3月17日、学び舎を巣立ちます。